ドライシャンプーは水を使わずに洗髪できるアイテムで、主に高齢者介護や入院時に使われています。また、災害時の備えとしてはもちろんスポーツ後やアウトドアで使う方も多いため、幅広い世代に向けた商品が展開されています。今回は、ドライシャンプーの特徴と選び方、おすすめ商品をご紹介します。
ドライシャンプーを使うシーン
「ドライシャンプー」と聞いても普段の生活ではなじみがない方が多いかもしれません。ドライシャンプーは以下のようなシーンで使われています。
入院時や災害時の髪が洗えない時に
ドライシャンプーは水を使わずに髪の毛が洗えるので、介護の現場でよく使われています。介護をする中で入浴は負担が大きいですが、ドライシャンプーを使えば介護者の負担を軽減しながら頭皮ケアをすることができます。
また、ケガや病気などでの入院時や災害時など、入浴ができない状況の時にも役立ちます。爽快感をもたらす商品などもあるので、防災用品に加えておくと良いでしょう。
ヘアカラーして髪が洗えない夜にも
ヘアカラーやパーマをした日の夜は、定着させるために髪の毛を洗うのを控えるという方は多いです。しかし、「頭皮を清潔にしたい」「臭いが気になる」と感じてしまうことがあるかと思います。そのような場合にもドライシャンプーがおすすめです。
ドライシャンプーであれば髪を濡らさずに頭皮の臭いやベタつきを抑えることができますが、通常のシャンプーのように汚れを洗浄することはできません。何らかの事情で髪の毛が洗えない時用とし、しっかりと汚れを落としたいときは、シャンプーを使ってください。
ドライシャンプーの使い方手順
次に、ドライシャンプーの使い方をご紹介します。基本的な使い方はどれも同じですが、使用する商品によって違いがあるので、説明に沿って使いましょう。
【ドライシャンプーの使い方】
- 髪の毛をブラシでとかす
- ドライシャンプーを髪につける
- 髪と頭皮によくなじませる
- 指の腹で頭皮をマッサージする
- お湯で濡らしたタオルで髪と頭皮を拭く
- 乾いたタオルで拭き、ドライヤーで髪を乾かす
身体が動かしにくい場合などベッドで使用する時は、周りが汚れないようにタオルを敷いておくと安心して洗髪できます。
ドライシャンプーの種類
ドライシャンプーはスプレータイプ、泡タイプ、シートタイプなど色々な種類があるので、ご自身にとって扱いやすいものを選ぶようにしてください。それぞれの特徴は以下の通りです。
ドライシャンプーの種類①ミスト・スプレー・ジェル
ミスト・スプレー・ジェルタイプのドライシャンプーは頭皮に当てやすく、髪の毛になじませやすいのが特徴です。簡単に使うことができるので、外出先でさっと使いたい時にも適しています。
また、スプレータイプやミストタイプは頭皮がスッキリする商品も多いので、気分転換をしたい時に使うのもおすすめです。
ただし、スプレータイプやジェルタイプはエタノールが多く含まれているものが多いため、アルコールが苦手な方や、頭皮が乾燥しがちな方は成分を確認しておきましょう。
ドライシャンプーの種類②パウダー
パウダータイプのドライシャンプーは、サラサラとした粉をなじませるのが特徴です。慣れるまでは量の調整が難しいと感じるかもしれませんが、さらさらとした仕上がりを好む方におすすめと言えるでしょう。
パウダータイプは頭皮が乾燥しないか気になるという方は、優しい成分のパウダーを配合している商品を選んでください。そうすることで、乾燥を軽減しながらサラサラな髪に仕上がります。
ドライシャンプーの種類③シート
シートタイプのドライシャンプーは、携行性に優れ、使いきりなので外出先の使用にも適しています。また、スプレータイプのようにガスを使用していないため、機内に持ち込むことも可能です。
他のタイプと比べると爽快感は欠けますが、シートで頭皮や髪の毛をふくだけなのでドライシャンプーを使ったことがない方でも使用しやすいと言えるでしょう。
ドライシャンプーの種類④フォーム
フォームタイプのドライシャンプーは、泡を頭皮や髪になじませるように使います。髪にしっかりなじむので、汚れが落としやすいのが特徴です。
また、泡を頭皮や髪の毛になじませることから通常のシャンプーと使用感が似ているため、ドライシャンプー初心者の方におすすめと言えるでしょう。
ドライシャンプーおすすめ10選
ドライシャンプーの特徴を把握したところで、ここからはドライシャンプーのおすすめ商品をご紹介していきます。
おすすめ①
ダイアン パーフェクトビューティー ドライシャンプー
ダイアンのパーフェクトビューティードライシャンプーは、「3秒でスタイリング復活」できるスプレータイプのドライシャンプーです。独自の微粒子パウダーが頭皮の汚れや皮脂を吸着してくれます。
髪の毛のべたつきを抑えたい時や、サラサラ髪にスタイリングしたい時にさっと使える手軽さが魅力です。内容量は95g、さわやかなフレッシュシトラスペアの香りでヘアフレグランスとしても使えます。
おすすめ②
ハビナース お湯のいらない泡シャンプー
ハビナース(ピジョン株式会社)の「お湯のいらない泡シャンプー」は、看護師さんの意見を取り入れて作られた泡タイプのドライシャンプーです。泡を頭皮や髪の毛になじませてタオルで拭き取ります。
容量は200ml、お肌と同じ弱酸性で、植物性の保湿成分が配合されています。コンディショニング成分が配合されているので、髪の毛がきしまずなめらかに仕上がります。フローラルの香りです。
おすすめ③
DHC 水のいらないリフレッシュシャンプー
DHC(ディー・エイチ・シー)の「水のいらない リフレッシュシャンプー」は、汚れやべたつきをリセットできるスプレータイプのドライシャンプーです。頭皮や髪の毛にスプレーしてマッサージし、ふき取るだけで簡単にリフレッシュできます。
アミノ酸系のうるおいキープ成分や保湿成分であるオリーブリーフエキスが配合されており、無着色・パラベンフリー・天然成分配合・シリコンフリー処方となっています。内容量は150gです。
おすすめ④
ハビナース シャンプーナップ
ハビナース(ピジョン株式会社)の「ふくだけ簡単シャンプーナップ30枚入り」は、拭くだけで髪の毛を洗浄できるシートタイプのドライシャンプーです。植物エキス配合の洗浄成分が汚れやフケを取り除いてくれます。
厚手で破れにくいシートで、髪と頭皮を拭いた後は、基本的にタオルでふき取る必要もありません。1個当たり30枚入りで、4個セットになっています。
おすすめ⑤
MARO ドライシャンプー
MARO(マーロ)の「ドライシャンプー・ヘアリフレッシュスプレー40g」は、スプレータイプのドライシャンプーです。つけた瞬間に爽快感をもたらし、ベタついた頭皮と髪を瞬間リフレッシュすることができます。
頭部から15~20cm程度離して髪の根元に向かってスプレーするだけなので、手軽に使えます。コンパクトなので持ち運びがしやすく、強い冷感があるので暑い日のべたつき対策にもおすすめです。
おすすめ⑥
コーセー スティーブンノル ドライシャンプー
KOSE(コーセー)スティーブンノルのドライシャンプー80gは、植物由来のパウダーが髪の汚れやベタつき、余分な皮脂を吸着するスプレータイプのドライシャンプーです。地肌や髪の根元にスプレーするだけでスッキリさせることができます。
容量は80g、ひんやりとした清涼感があり、使用中と使用後のリフレッシュ感をもたらしてくれます。フレッシュフローラルウッディの香りです。
おすすめ⑦
オルナ オーガニック ドライシャンプー
ALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)の「ドライシャンプー120ml」は、皮脂吸着成分や保湿成分が配合されたドライシャンプーです。直接頭皮になじませてマッサージするように使います。
男女問わず使用でき、合成香料・合成着色料・鉱物湯・酸化防止剤石油系界面活性剤、シリコン・パラベンなど不使用です。オーガニックのドライシャンプーを探している方におすすめの商品です。
おすすめ⑧
コーワ オーガニックドライシャンプー AN
DRY SHAMPOOの「オーガニックドライシャンプーAN200ml」は、ハーブを主原料としたジェルタイプのドライシャンプーです。ニオイの原因となる余分な皮脂を吸着し、髪と地肌を清潔に保つ効果が期待できます。
200mlと大容量で、ノズルポンプ式なので直接頭皮に塗布しやすいです。保存料等不使用で、お子様や敏感肌の方でも使えるように配慮されている点も特徴です。
おすすめ⑨
TSUBAKI お部屋でシャンプー
資生堂TSUBAKI(ツバキ)の「お部屋でシャンプー(洗い流しのいらないタイプ)180mlは、美容成分が配合されたジュレ状のドライシャンプーです。
皮脂吸着成分と美容成分が入ったジェルは塗布しやすく、地肌や毛髪に直接触れるのも防いでくれます。ミントの香りで気になるニオイを軽減し、気分までスッキリさせることができます。美容成分がふんだんに配合されているので、髪の毛をいたわりたい方にもおすすめです。
おすすめ⑩
四国紙販売 水のいらない簡単シャンプー ウェット手袋
四国紙販売株式会社の「水のいらない泡なしシャンプー ウェット手袋(2枚入)」は、手袋型のシャンプーシートです。一般的なシートタイプとは異なり、手にはめるので扱いやすくマッサージもしやすいです。
手袋は両面使用可能で、2枚入り×5個セットとなっています。保湿成分やメントールが配合されており、アルコールやパラベンは不使用です。フルーティーフローラルの香りでリフレッシュできます。
ドライシャンプーは種類豊富!好みのものを見つけよう!
今回はドライシャンプーの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか。介護の現場や入院中に使うイメージが強いドライシャンプーですが、災害時やアウトドア、スポーツ後などにも使われているため、幅広い年代の方向けの商品が展開されています。
記事の中ではドライシャンプーのおすすめ商品をご紹介しました。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。