高齢の親族がいるけれど、離れて生活している方にとっては日々、不安に思う点も多いところでしょう。そんな時には介護用の見守りカメラがあると、いつでも状況を把握できますので便利です。今回はネット環境無しでも使えたり通話ができるお勧めの見守りカメラをご紹介します。

介護用見守りカメラと防犯カメラは何が違うの?

自宅に取り付けるカメラというと、防犯カメラのようなものを真っ先に想像されるかもしれません。基本的には、見守り用のカメラと防犯カメラで使える機能に関しては同じと言っていいでしょう。

例えばベビーカメラやペットカメラなどといったように、それぞれの用途に特化していて多少の用途の違いこそあったとしても本質的な部分は変わりませんから、これらを介護用のカメラに使う事も出来るでしょう。

その中でも、ネットワークに繋げて使うことのできるタイプなどを利用するのが推奨されています。少しでも目を話すのが心配という介護においては、スマホ等からリアルタイムですぐに確認できるからです。

介護用見守りカメラの上手な選び方とは

介護用モニターなども以前はあって用途に関してもほぼ同一だったのですが、スマホなどの普及によりネット環境が発達した事でカメラの需要のみが残ることとなりました。続いては見守りカメラの選び方についてです。

選び方①画質を確認

まず、画質を確認してみましょう。当然ながら画質が良い方がカメラとして状況を把握しやすくなりますので性能としては良い方になりますが、その分機種の費用としては比例して高額になります。

テレビ電話などにも活用して相手の顔をしっかりと把握したいのであれば、画質については100万画素以上あるとスペックとしては十分と言えるレベルになっています。

フルHDなどもあり画質にとにかくこだわりたいのならそちらが適しているといえますが、データ量が多くなるのでリアルタイム視聴をしているとラグが発生しやすくなったり、保存容量が大きくなったりします。

選び方②ネット環境接続時の安定性

続いては、ネット環境接続を行った時の安定性についてです。介護用の見守りカメラというのは、スマートフォンのアプリと連動させることで遠隔地からも動画を見る事が可能なタイプが少なくありません。

遠隔地からでも通話機能やzoomといった操作を快適に行いたいのであれば、インターネット環境に接続したときに安定して使用できる点が重要となってきます。昨今はワイヤレスタイプで接続できるものが多くなっています。

面倒な配線作業を行う必要もなく、またカメラを移動させたい場合でも配線関係のわずらわしさが生じません。IPv6環境などに対応している製品などならより安定した接続が可能になるでしょう。

選び方③夜間撮影できるか

見守りカメラには、夜間撮影に対応している製品もあります。暗視モードに対応している場合、そのモードで撮影した映像であれば電気を切って暗い中でもクリアに映像が撮影できますので、睡眠中や深夜俳諧をしていないかの確認も出来ます。

撮影の方法としては、主に暗視カメラと赤外線カメラの2つのタイプがあります。暗視カメラは暗い場所でもカラー映像で確認が可能となり、赤外線カメラはモノクロの映像が撮影できるという違いがあります。

暗視カメラの方が映像はリアルに近いですが、その分機体そのものの金額が高くなりがちです。確認できるのが最優先なら、赤外線カメラだけでも十分でしょう。

選び方④通話機能

もう1つ、通話機能の有無についてもチェックしておきたいところです。人によっては、カメラを設置することそのものに抵抗を覚える方もいることでしょう。そういった時に役立つのが、通話機能のある製品です。

スピーカーとマイクを搭載している製品なら、電話をせずとも通話が可能です。スマホ等から映像を確認することのできるタイプなら、相手の状況を確認しながらのビデオ通話も出来るでしょう。

万が一の緊急時の際に体を動かすことができず、家族が電話に出ることができない場合であってもすぐに通話をかけて状況を確認できます。緊急災害時にもこの通話機能があると便利です。

介護用見守りカメラのおすすめ10選

このほかにも、録画機能やセキュリティ関連の選び方というものもありますが、大きく押さえておくべき点は上記の通りとなります。ここからは本題となるお勧めの介護用見守りカメラをご紹介していきます。

おすすめ介護用見守りカメラ①パナソニック スマ@ホーム

まずは、パナソニックのスマ@ホームになります。外出先や別室から、動作、音、温度の変化をスマホに知らせることができます。スマホに届く映像は200万画素の高画質なので室内の様子がよくわかります。

届いた映像をズームで確認することも出来るので室内の細かな変化も確認が出来て安心です。カメラ自体もスリム&コンパクトなデザインなので、置き場所に困らず、お部屋の雰囲気も壊しません。

部屋が暗くなったら自動的に赤外線LEDが点灯するので、暗い別部屋にいる場合でも撮影を継続できます。カメラに内蔵しているスピーカーやマイクを通して、音を聞いたりカメラに映った人との会話も可能です。

おすすめ介護用見守りカメラ②ieGeek 826-X

続いては、ieGeekの見守りカメラになります。1/2.9カラーCMOSセンサーと 3.6mmレンズを搭載しており、暗号化技術を採用して監視カメラとして安心して利用することができます。

340°パンと115°チルト式、真後ろ以外はすべて見ることができるなど自由度が非常に広いカメラとなっていて、室内や外出先から、スマートフォンのアプリでカメラ映像を見ることができます。

サウンド検知機能を使用すると、カメラに動きや音を検知して自動映像を記録します。カメラ映像内の「顔」部分を検知し、カメラの向きを動かして対象を撮影し続ける自動追跡機能を搭載しています。

おすすめ介護用見守りカメラ③TP-Link ネットワークWi-Fiカメラ

スマホでかんたんに操作&確認可能な見守りカメラとして利用できる、Wi-Fi対応モデルです。動作検知、およびスマホ検知に対応しており、カメラが動作や音声を検知したら自動的にスマホに通知する設定ができます。

音声コントロールも使用でき、画面付きエコーやグーグルアシスタントといったような音声アシスタントを通してカメラの映像を確認できます。スマホ用アプリで最大32台のTapoカメラを登録可能です。

ローカル保存は256GBまでのmicroSDカードに対応しており、設定は専用アプリのダウンロード、カメラを起動、アプリ内の手順に従うという3つのステップで簡単に設定ができます。

おすすめ介護用見守りカメラ④BOIFUN FI-362C

BOIFUN第三世代のネットワークカメラです。600万の高画質と30fpsのフレームレートがあり、最新CMOSセンサーと3.6mmレンズを採用しているので優れた画質での撮影を可能としています。

監視カメラはスムーズで高精細な画質であり、職場や外出先からスマホで見守りを自在且つくっきりと撮影してくれます。156°超広角レンズおよび水平350°、垂直100°超静音の回転機能が搭載されて、部屋全体を隈なく見渡せます。

工事不要で初心者の方でもストレスなく快適に使用できるよう、QRコードを読み取るだけでネットワークカメラが接続可能になりました。高度なAIインテリジェントアルゴリズムを採用し、顔・サウンド・動体検出と自動追跡も追加されています。

おすすめ介護用見守りカメラ⑤WTW 塚本無線 みてるちゃん猫

コスパもさらに向上した2021年秋最新モデルとしてラインナップしている、みてるちゃんです。人や動物などの動く対象物を感知して追跡するので、撮影範囲から出ることなく捉え続けるのを可能としています。

塚本無線の赤外線LEDは長波長940nmを採用しているため、2m程離れれば全く見えません。そのため暗闇でも目立たず監視することができます。

一般的な見守りカメラよりも高画質な300万画素を採用し、表情まではっきりと映るクリアな映像が撮影できるようになっています。専用アプリで外出先から リアルタイムの映像をいつでも見られ、過去の映像についても同様にチェックできます。

おすすめ介護用見守りカメラ⑥OHWOAI ワイヤレスカメラセット

業界で唯一の本当のダブルwifiアンテナチップを採用し、シングルアンテナより、ワイヤレス信号伝送距離は50%増加したワイヤレスカメラセットです。安定な信号に接続し、頻繁に連絡が中断することを避け、4台接続ではほとんど遅延がなくスムーズに動作します。

設定も簡単で、自動的なマッチングシステムが採用され、電源コードを差し込むと、画像がすぐ出てくるようになります。先進的なAI人体検知機能を搭載し、人の動きのみ検知し録画を行えます。

マホ・パソコンでライブ画面を見ることも再生することも可能で、300万高画素とIR-CUT暗視機能によって昼夜問わず安定して鮮明な撮影をし続けられます。

おすすめ介護用見守りカメラ⑦EZVIZ 400万画素 見守りカメラ

動くものを自動で追いかけて、撮影することが可能な自動ズーム追跡機能と首振り機能を備える丸形カメラです。人を検知すると最大4倍まで自動でズームするので、何をしているのかも鮮明に確認できます。

水平360°の視野でスマートフォンから簡単に操作ができるので、家や家族を死角なく見守ることが出来ます。400万画素で2Kの解像度で録画もでき、Wi-Fi接続が可能なので、設置・接続に関しても時間はかかりません。

昼と夜のモードを自動で切り替えることができ、夜でも鮮明に撮影することが可能です。マイクとスピーカーを内蔵しているので、カメラ越しに会話も自由に行えます。

おすすめ介護用見守りカメラ⑧パナソニック 屋内カメラキット

自宅やガレージのカメラ画像をスマートフォンで確認でき、会話も行えるパナソニックの屋内カメラキットです。屋外のスマートフォンから簡単に様子を知ることができ、機器間の接続もボタンひとつで容易です。

専用アプリ「ホームネットワーク」をインストールしたスマートフォンと連携してカメラで家の見守りが可能であり、スマートフォンとカメラの間で会話ができる点も特徴的です。

センサーの動作検知範囲は表示画面の32分割の領域から自由に設定させられ、屋内カメラと併せて最大4台までの接続を可能としています。人感センサーは温度変化による人の動きを検知してスマートフォンに通知してくれます。

おすすめ介護用見守りカメラ⑨YESKAMO 見守りカメラ

2021年7月から改良バージョンとなったYESKAMOの見守りカメラです。充電式バッテリー10400mAhが内蔵されており、長時間稼働が可能なアップグレードが行われていて日本語アプリでバッテリー残量も確認できます。

Wi-Fiタイプ、電池式、IP65防止防塵なので、室内や屋外に取り付けて100%ワイヤレス状態でカメラを使用できます。低消費電力技術とPIR人感センサーが搭載され、人物や動物を検知する際のみ録画が機能します。

5段階検知感度が設定でき、近くを通った人の写真と映像が漏れなく記録されます。画質に関してもフルHD1080の高画質なので近くの人の顔まで鮮明に確認できるほど精細と鮮明な映像を録画します。

おすすめ介護用見守りカメラ⑩TP-Link Kasa カメラ

最後はTPLinlのスマートカメラになります。1080pHD高画質で色鮮やかな高画質を実現し、広角な130°の映像を映すネットワークカメラとなっています。

アマゾン・ウェブ・サービスを利用したクラウドサービスで類似商品よりも安全なクラウドを提供できるようになっており、アレクサ公式認定、WWA認証を取得しているので画面付きのechoに映像を残せます。

介護用見守りカメラの使い方について

実際カメラを使用する場合には、遠距離から見られるネット環境と電源のコンセントの2つがあればすぐに使用できます。設置する際には、なるべく高い位置に設置する都より広い場所を確認し続けられます。

よって、壁に設置できるタイプだと広範囲を確認できます。設置ができたら、カメラとスマホを連動させてスマホ側から確認ができるようにします。専用アプリもパスワードなどを入力すればすぐに使えるようになります。

介護用見守りカメラ導入の注意点

スマートフォンと連動すればすぐに状態を確認できる見守りカメラは非常に便利な機能を搭載しているモデルも少なくありません。最後に、実際にカメラを導入しようとしている際の注意点についてもご紹介します。

注意点①高齢者や家族の同意を得ておく

まず、高齢者や家族の同意を得ておくようにしてください。何も知らされないままに家にいきなりカメラが置かれていれば、例え高齢者でなかったとしても驚いてしまいますし、監視されているような気持ちになってしまいます。

また、説明をしたとしても人によってはカメラで見られ続けているのは心理的に忌避するような場合もあるでしょう。事故や体調が変化した際にすぐ気づけるように、という意図をしっかり説明しておいてください。

注意点②気にならないような場所に設置する

また、設置場所についても気を遣いたいところです。目立つ場所にカメラを置いていると例え同意を得ていたとしてもずっと見られているという気分になってしまいますので、そうならない場所に設置するのが家族のストレス軽減につながります。

高性能で使いやすい介護用見守りカメラを選ぼう

性能の高い見守りカメラも多く、防犯カメラを家族の見守り用として使用する方法もあります。映像を見ながらの通話も出来るなど便利な事は間違いありませんので、是非とも導入してみてください。

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