湯たんぽは昔から暖房グッズとして親しまれていますが、サステナブルやSDGsが叫ばれている昨今、エコなアイテムとして注目されています。定番のお湯入れタイプの他、充電式や電子レンジ式などもあり、素材の種類もあります。今回は湯たんぽの選び方やおすすめ商品、正しい使い方をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

エコ&経済的な湯たんぽが人気!

昔から暖房グッズとして活躍している湯たんぽは、じんわりと優しく温めてくれるのが魅力ではないでしょうか。そんな湯たんぽは、長時間電気やガスを使用せず、価格がリーズナブルで壊れにくいため、エコで経済的なアイテムとして今人気が高まっています。

またエアコンや電気毛布などと違い、温度が一定ではなく徐々に温度が下がっていくので就寝時に熱く感じにくく、空気が乾燥しないのも人気のポイントです。

湯たんぽといえば冬の就寝時に使うイメージがありますが、冷房が効いた部屋やオフィスでの冷え対策やキャンプでの防寒など、実はさまざまなシーンで活躍します。素材やサイズの種類があり、おしゃれなデザインのものも多いので、好みや使用シーンに合わせて選ぶことができるでしょう。

湯たんぽの素材別の特徴

湯たんぽは定番の金属製の他、プラスチックやゴムなど素材の種類があり、素材によって保温性や耐久性が違ってきます。ここでは素材別の特徴を解説していきますので、その素材が自分に合うのかチェックしてみましょう。

種類①金属製

昔ながらの湯たんぽの素材といえば、金属製ではないでしょうか。レトロで趣のある見た目とそのメリットから、今でもあえて金属製を選ぶ方も多くいます。金属製は価格が安く壊れにくいのが特徴で、熱伝導率が高いためすぐに温まるので、すぐに温まりたいという時におすすめです。

ストーブやコンロなどで加熱でき、中にはIHに対応している商品もあるため、水を入れて直火で温められるのでキャンプなどでも活躍します。一方、本体が熱くなりやすいのでやけどのリスクがある、使用後しっかり乾かさないと錆びやすいといったデメリットもあります。

種類②プラスチック製

プラスチック製はリーズナブルでコスパが良く、錆びにくく軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。お手入れしやすく、サイズや形状のバリエーションが豊富で身近な場所で購入できるため、初心者でも使いやすいでしょう。

金属製と比べてすぐに熱くならないためお湯を入れやすいのも魅力ですが、保温性はあまり高くなく、お湯の温度が高すぎると変形する可能性があります。

種類③ゴム製

ゴム製も価格がリーズナブルで、柔らかい肌触りでお腹や背中など部分的に温めたいときにも使いやすいのが特徴です。ゴム製は海外では主流のタイプで、使わないときはコンパクトに畳んでおけるので収納や持ち運びしやすく、アウトドアや外出先でも活躍します。

お湯を入れる口が大きいため、夏には氷水を入れて氷枕として使用することも可能です。ただし、自立しないためお湯を入れにくい、商品によっては耐熱温度が低く熱湯を使用できないといったデメリットもあります。

種類④陶器製

陶器製は金属製と共に昔から親しまれている素材で、保温性の高さが特徴です。じんわりとしたぬくもりが長時間続くため、寒い時期も朝まで温めてくれるでしょう。

本体に重さがあるので布団の中でズレにくく、懐かしく温かみのあるデザインも魅力です。一方、他の素材と比べると重く、強い衝撃が加わると割れやすいので、取り扱いには注意が必要です。

湯たんぽの選び方

湯たんぽの素材別の特徴をご紹介しましたが、加熱方法や持続時間も商品によって異なります。快適に使用できるよう、好みや使用するシーンに合わせて選びましょう。

加熱方法は「お湯入れ」「電子レンジ」「充電」

加熱方法は定番の「お湯入れ」の他「電子レンジ」「充電」の大きく3タイプがあります。「お湯入れ」はお湯を入れて使用する昔ながらの方法で、保温性に優れており、布団を温めるのにもおすすめです。

お湯を沸かすために電気やガスを使いますが、使用中は光熱費がかからず、繰り返し使用できるのでエコで経済的といえるでしょう。

「電子レンジ」タイプはお湯を沸かす手間がなく、手軽に使えてやけどの心配がないのが魅力です。水を入れてレンジで加熱するものと、ジェルやビーズが入っており水やお湯がなくても使用できるものがあります。

保温性もお湯入れと大きな差はありませんが、使用回数が限られており、長年使用できず定期的な買い替えが必要です。

「充電式」は電気で内部のヒーターを加熱し、保温剤に熱を蓄積させるタイプで、コンセント式やUSB式などがあります。お湯が不要で、充電しておけばスイッチを押すだけで使用でき、やけどの心配がないのが魅力でしょう。

外出先やオフィスでも使いやすいですが、他のタイプと比較して耐久性がやや低く、数年で買換えが必要といったデメリットもあります。

持続時間は用途に合わせる

湯たんぽを選ぶ際は、持続時間もポイントです。素材やサイズ、加熱方法などによって持続時間が違ってくるので、用途に合わせて選びましょう。

朝まで暖かさを持続させたい場合は、持続時間が長いものがおすすめです。素材については金属製や陶器製、サイズは大きいもの、加熱方法は充電式が持続時間が長い傾向にあります。

一方、低温やけどが心配な方や寝付く時だけ温かければいい方は、ゴム製や電子レンジタイプなどの持続時間が短めのものを選ぶと良いでしょう。持続時間が短く、徐々に体温が下がっていくことは深い睡眠にも効果的です。

湯たんぽのおすすめ15選

では、湯たんぽのおすすめ商品を見ていきましょう。各商品の特徴や魅力をご紹介していきますので、素材や加熱方法、持続時間、デザインなど、自分の好みや使用シーンに合ったものを見つけてみてください。

おすすめ① マルカ 湯たんぽ A エース

マルカ株式会社は昭和41年創業の湯たんぽ専門メーカーです。こちらはIHでもガス、ストーブ、焚火でも使える直火対応の湯たんぽで、アウトドアにも活躍します。水を入れたらフタをとり、熱源の上に置いておくだけで良いので、沸かすのも楽です。

お湯を注ぐときに安定するフラット底、すっきり水切りできる口金構造で使い勝手が良く、口金には蒸気を逃す空気調整弁が付いています。容量2.5Lで朝まで暖かく、内部には強力な支柱が入っているので丈夫で、長く愛用できるためコスパも良いでしょう。

おすすめ② タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ

お湯漏れしない一体成型を採用したポリ湯たんぽで、本体を立てたままお湯入れやカバー掛け、お湯捨てが簡単にできるのが特徴です。容量は2.6L、選択できるカバーがついています。

持ち手部分にはお湯が通らない構造になっているため、持ち手が熱くならないのもポイントです。使用しないときには立たせたまま収納できるためコンパクトで、すっきり保管できます。

おすすめ③ 土井金属化成 スタンディング 湯たんぽ ドームN

自然な優しいぬくもりが魅力の、昔ながらの湯たんぽです。容量は1.8Lですが、軽量で扱いやすいプラスチック製で、表面が熱くなりにくいためお湯を入れた後もやけどしにくく、持ち運びやすいのが特徴です。

立てて置けるスタンディングタイプで、立てたままお湯を捨てられたり収納できるなど、使い勝手が良いのも嬉しいポイントでしょう。

おすすめ④ タンゲ化学工業 呼吸する湯たんぽ 袋付き

呼吸して空気圧を調整するという革新的な技術を取り入れた湯たんぽで、中のお湯が少なかったり冷めても変形しないのが特徴です。内圧を一定に保つ機能キャップにより、樹脂製湯たんぽの「変形しやすい」というデメリットを克服しています。

お湯漏れしない一体成型を採用しており、立てたままお湯入れやお湯捨て、カバー掛けも簡単にできるのが嬉しいポイントです。またセンターホール構造のため頑丈で、安心して使えるでしょう。

おすすめ⑤ 三宅化学 湯たんぽ ベージュ

600mlサイズ・240gとコンパクトサイズの湯たんぽで、ふんわり優しい手触りの袋が付いています。軽量なので持ち運びしやすく、就寝時だけではなく勉強やPC作業をする時などの暖房にもおすすめです。

また小さい丸型の形状は、お腹や背中といった気になる部分を温めるのにも適しています。自立するので、立てて置くだけでお湯抜きできるのも便利です。

おすすめ⑥ TONGMO 湯たんぽ お湯入れ カバー付

おしゃれで可愛いデザインが魅力の小型湯たんぽで、容量850mlと持ち歩けるサイズなので外出や旅行などにもおすすめです。細長い形状で、首や肩、お腹、背中などさまざまな部位に使いやすいのが特徴で、沸騰したお湯を入れても使えます。

柔らかく肌触りの良いフリース素材の保温カバーがついており、洗濯もできるのでいつでも清潔に使えるのも魅力でしょう。持続時間はお腹や腰にあてる場合は4~5時間、布団の中なら8時間と長時間温かさをキープできます。

おすすめ⑦ 白元アース レンジでゆたぽん

電子レンジでチンするだけで、手軽に心地よい温かさになる柔らかいジェルタイプの湯たんぽです。温めムラがおきにくい新構造を採用しているので、冷えやすい足元もしっかりとじんわり温めてくれ、寒い時期の快適な睡眠をサポートします。

布団の中で使用した場合、持続時間は約7時間です。繰り返し使えるためエコ・経済的で、洗えるふわふわ素材の専用カバーが付いています。

おすすめ⑧ ICE JAPAN 湯たロン

繰り返し使える電子レンジタイプで、チンするだけで手軽に温められる便利な湯たんぽです。独自の保温技術により約42℃の温かさが8時間持続するので、朝まで優しい自然なぬくもりが続き、心地よい眠りをサポートします。

固形ですが加熱すると液体に変化し、透明な外袋で目で確認しながら温められるので安心でしょう。洗濯できる専用カバーがついており、いつでも清潔に使えるのも嬉しいポイントです。

おすすめ⑨ TONGMO 湯たんぽ カバー付き

ポッチの模様設計を採用した柔らかいPVC素材の湯たんぽで、高い保温性と耐久性、安全性が特徴です。容量は1.8Lで、電気不要で空気も乾燥せず、優しい使い心地が魅力です。選択できる専用カバー付きで保温力がさらにアップし、じんわり心地よい温かさが朝まで続きます。

冷えやすい足元はもちろん、お腹や腰などに使えば腰痛や生理痛の緩和にも効果的です。また水を入れて冷蔵庫で冷やすことで水枕として使うこともでき、暑い時期や発熱時にも活躍します。購入後2年間のメーカー保証と日本語の取扱説明書が付いているので、安心して使えるでしょう。

おすすめ⑩ fashy デラックス湯たんぽ

バリエーション豊かなカラフルデザインのカバーが人気の、ドイツfashy社製の湯たんぽです。fashy社は創業1948年の老舗メーカーで、ゴム臭が少なく柔らかい素材と優れた保温力が特徴です。

心地よくフィットする使用感と、使わない時はコンパクトで持ち運びしやすいのも魅力で、就寝時はもちろん、リビングでのくつろぎタイムや旅行、アウトドアでも活躍します。

注ぎ口は29㎜と広めなので安全にお湯を入れることができ、高性能なスクリューキャップシステムによりゴムパッキンが不要です。高い安全性に加え、首部に継ぎ目がない一体成型、退色しにくい鮮やかなカラーなど優れた品質も魅力でしょう。

おすすめ⑪ クロッツ やわらか湯たんぽ 肩用タイプ

ウェットスーツ専門メーカーが開発した新感覚の湯たんぽで、肩用タイプは首や肩のこりが気になる方におすすめです。ウェットスーツ用のクロロプレンゴムにナイロンジャージを貼った生地で作られており、柔らかく肌触りが良いのが特徴で、断熱性が高く保温性にも優れています。

血流が促進されることで身体の芯からポカポカになり、心地よい睡眠ができるだけではなく美肌効果が期待できるのも魅力でしょう。

生地の中にある無数の微細な気泡が熱を緩やかに伝えるため、カバーなしで使用しても低温やけどしにくい構造になっています。国内の自社工場で熟練の技術により、1つ1つ丁寧に手作業で作られているので、安心して使えるのもポイントです。

おすすめ⑫ タンゲ化学工業 レディース&ベビー湯たんぽ

グッドデザイン賞を受賞した、従来の湯たんぽにはない美しいデザインが特徴で、柔らかな空気のぬくもりが魅力です。本体とカバーの間に生まれる空気の層が温かな空気を作って外に発散し、乾燥せず優しく温めてくれるので、冷え性の女性や赤ちゃんにもおすすめです。

保温性が高く心地よいぬくもりが続きますが、専用の袋が付いているので低温やけどしにくくなっています。使わないときは立てて置けるのも便利です。

おすすめ⑬ SCANDINAVIAN FOREST 湯たんぽ 充電式

SCANDINAVIAN FORESTはスウェーデン発のアニマルコンセプトの北欧ブランドで、シンプルながらもほっこりするナチュラルなアイテムが人気です。

こちらの湯たんぽは充電式で水がお湯が必要なく、繰り返し使えるのでエコで経済的です。またコードレスで使用できるため持ち運びでき、さまざまな場所で活躍するでしょう。

20分ほどの充電で約6~8時間温かさが持続するので、お腹や足元、背中などの冷えが気になった時や就寝時に手軽に使えるのも便利です。落ち着いた色合いのデザインはどんな部屋にもマッチし、付属のカバーは外して洗濯可能なのでいつでも清潔に使えます。

おすすめ⑭ SANYEE 湯たんぽ 急速充電

6層PVC構造を採用し、損傷しにくく熱が逃げるのを防いでくれる充電式タイプのエコな湯たんぽです。お湯の入れ替えが不要で、寒い時期はもちろん冷房が効いた室内など、冷えが気になる時に一年中使えます。

腰やお腹、足などにあててカイロとして使ったり、就寝時に布団の中に入れて温めたりと幅広い使い方が可能です。約15分の充電で最大10時間温かさが持続し、スピード充電なので省エネで電気代も節約できるのが嬉しいポイントです。

フワっとした肌触りのカバーが付いており、心地よいぬくもりが体感できます。充電時、温度が65~70℃になると自動的に電源が切れるため、安心して使えるでしょう。

おすすめ⑮ クロッツ やわらか湯たんぽ 足用ショート

「濡れない足湯」として話題の、世界初のブーツ型湯たんぽです。断熱性に優れた特殊素材のウェットスーツ素材で作られており、低温やけどしにくく柔らかい肌触りで体を優しく温めます。ゴム底が付いているので、履いたまま室内で軽く移動できるのも便利です。

また、生地の中には微細な気泡が無数にあり、熱の伝わり具合を緩やかにするので、カバーなしで直接身体にあてても使用できます。1つ1つ国内で丁寧に手作りされた日本製で、1年間の保証書が付いているのも嬉しいポイントです。

カバーや温度は?湯たんぽの正しい使い方

エコで経済的な暖房グッズとして注目されている湯たんぽですが、正しい使い方をしないとやけどなどのリスクがあります。お湯入れの場合、素材や商品によって適正温度が異なり、一般的に金属・プラスチック・陶器は80℃以下、ゴムは70℃以下が良いとされています。

熱湯を入れると熱くなりすぎてしまい危険なので、適正温度を守って使用するようにしましょう。また、心地よい温かさであっても、長時間肌にあてておくと低温やけどの危険があります。

低温やけどを防ぐためにも、使用する際はカバーを付けておくと安心です。カバーが付属している商品も多くありますが、ない場合やすぐに用意できない場合は、厚手のタオルを巻いても良いでしょう。

お気に入りの湯たんぽを見つけよう!

今回は、湯たんぽの選び方やおすすめ商品、正しい使い方までご紹介しました。湯たんぽは昔から暖房グッズとして親しまれていますが、エコで経済的と今注目されており、おしゃれなデザインのものも多く販売されています。

湯たんぽは、寒い時期はもちろん、冷え対策や肩こり解消、アウトドアでの防寒など、さまざまなシーンで活躍するアイテムです。素材や加熱方法などの種類もあり、それぞれ特徴が違ってくるので、ぜひお気に入りの湯たんぽを見つけて快適に過ごしましょう。

facebook
twitter
line