ポータブルシャワーはアウトドアグッズの中でもそこまで浸透していない感のあるアイテムですが、実は想像以上に活躍してくれる頼もしいアイテムです。しかし意外と種類が多く、使い勝手もさまざまなので、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。そこで今回は、おすすめのポータブルシャワーを厳選してご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

ポータブルシャワーは災害時やアウトドアに便利

ポータブルシャワーは水道がない場所でも、どこにでも持ち運んで使えるのが魅力です。最近では、電池式や手動ポンプ式など様々な製品があり、それぞれのニーズに合った製品を選択して購入することができます。

携帯シャワーは用途が限られるから必要ないと思われがちですが、実は最近はアウトドア以外にも、災害に備えて購入するご家庭や、釣りや洗車など、さまざまな目的で購入する方が増えているそうです。

ポータブルシャワーのかしこい選び方

ここでは、ポータブルシャワーの選び方のポイントをご紹介します。製品によってタイプや水圧などの特徴が異なるので、どれを買えばいいのか迷ったときは、ぜひ参考にしてください。

選び方①給水タイプ

吊り下げ式のポータブルシャワーは、荷物をなるべく減らしたいときに適しています。また、比較的安価であることもポイントです。

このタイプは、高いところから吊るして設置し、重力の力で落ちてくる水をシャワーとして利用するものです。携帯シャワーの中では最もシンプルで壊れにくく、使い勝手の良いシャワーの一つです。

とはいえ、使い勝手が良い反面、水圧が低くなります。高いところに吊るす必要があり、水の入った重いタンクを持ち上げないと使えないという欠点もあります。

次に、手動ポンプ付きのポータブルシャワーは、電源を必要としないので、どこでも使用することができます。手動で加圧する昔ながらのタイプのシャワーで、アウトドアレジャーや災害時などに活躍します。

手で加圧するタイプのほか、足で加圧するタイプもあり、使い勝手が良い。吊り下げ式に比べ水圧が高く、電気を使わないのでエコにもつながります。デメリットは、ほとんどの機種が吊り下げ式より少し高価なことです。

また、機種によって圧力をかけられる回数や連続使用できる時間が異なること、途中で止まってしまうことがあることも覚えておきましょう。ストレスなく使うためにも、持続時間や何回押せば水が出てくるかを把握しておくことをおすすめします。

電力タイプは車のシガーソケットから給電するタイプ。電動モーターで動くため、ストレスなく使えるのが最大のメリットです。車でアウトドアレジャーに出かける際にも、電源の確保に困ることはないでしょう。

ただし、電源コードの長さに制限があるため、車から遠く離れた場所では使えないというデメリットがあります。また、エンジンをかけずに使用すると、バッテリーが故障しやすいので注意が必要です。

充電式や電池式のポータブルシャワーは、USBポートに接続して使用します。手動ポンプ式と違い電気で動くので、車から離れた場所でも使いやすいのが特徴です。また、電池式のモデルも要チェックです。

予備の電池があれば、突然の電池切れに備えておくこともできるので便利です。とはいえ、電池式は電池を購入する必要があるため、ランニングコストが高くつくことも覚えておきましょう。

選び方②ホースの長さ

シャワーの浴びやすさを見るときは、ホースがどれくらいの長さかも考慮することが大切です。タンクを地面に置いて使用することを考えると、できれば2mくらいの長さがあれば、シャワーを浴びるときにも、洗車するときにも手が届きやすく、タンクを動かしたり持ち上げたりする必要がありません。

逆に、手洗いだけとか、食器洗いだけとか、目的が決まっている場合は、タンクが短い方が扱いやすい場合もありますので、その点を考慮して選びましょう。

選び方③水圧

快適に使用したいなら、押さえておきたいのは水圧の強さです。自宅で使うシャワーとは異なるため、どれくらいの水圧が理想的なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。アウトドアでシャワーを浴びたいという目的がメインならば、3L/min以上のものがストレスなく使えるでしょう。

手や汚れた食器を洗うだけなら、水圧の低い吊り下げ式で十分ですが、泥や海水を洗い流したいなら、手動ポンプか電気で動くタイプが適しているでしょう。購入する前に、目的に応じて水圧を確認し、水量が調整できるかどうかもチェックしてください。

選び方④機能性

携帯用シャワーをお探しの方は、機能性の高い製品を選ぶようにしましょう。機能性が高い製品ほど、ポータブルシャワーの使い勝手が良く、快適に使用することができます。

水道水以外のきれいな水でシャワーを浴びたい場合は、浄水器付きの製品がおすすめです。アウトドアでは、川などの水を使うこともあります。汲み上げた水をそのまま使うのは、汚れが心配で気が引けるという方もいらっしゃるでしょう。

浄水器があれば、汚れをろ過してきれいな水で水浴びすることができます。水道水を使う場合でも、よりきれいに浄水することができるので、きれい好きな人はぜひ買っておくことをおすすめします。

また、浴室でシャワーとして使いたい場合は、フックや吸盤が付いた商品を探しましょう。フックや吸盤を壁や車の窓などに取り付ければ、両手を使って洗うことができます。

また、フック付きの製品は、壁がなくても木に取り付けることができます。アウトドアでは、木立の中にテントを張ることが多いので、フック付きの製品がおすすめです。

ポータブルシャワーのおすすめ15選

ここでは、ポータブルシャワーのおすすめランキングをご紹介します。先ほど説明した水圧やホースの長さなどの機能面を確認しながら、使いやすい製品を選んでください。

おすすめ① MRG ポータブルシャワー

余分なコードがないので収納しやすい、電池と水ポンプが一体となったタイプです。木の枝に引っ掛けられるフックと、車の窓など平らな場所に貼り付けられる吸盤が付属しています。水がない状態で長時間稼働するのを防ぐため、10分後にポンプが自動停止するのもうれしい機能です。部品点数が少なく、手軽に持ち運べる製品をお探しの方は、ぜひご検討ください。

おすすめ② マルハチ産業 加圧式 ポータブルシャワー

圧力収納が簡単でシンプルなポータブルシャワーです。水圧を失うことなく安定して使用できるため、車内など電源のない場所でも気軽にシャワーを使用することができます。海や山でのアウトドアやレジャーだけでなく、打ち水やガーデニングなど様々な用途でお使いいただけます。

おすすめ③ モルスコ シャワー&ミスト

このポータブルシャワーは、タンク容量7Lの手動ポンプ式で、お手頃価格で購入できます。持ち運びがしやすく、アウトドアレジャーや災害時など、さまざまな用途におすすめです。

シャワーは、レバーを押したときだけ出る間欠シャワーと、レバーをロックしたときに出続ける連続シャワーの切り替えが可能です。用途に応じて使い分けられるので便利です。

おすすめ④ Dr.Prepare ポータブルシャワー

付属のポンプが付いていて、足で操作できるので、手が自由に使えて楽にシャワーを浴びることができます。加圧タイプなのでシャワーで水圧が下がっても、すぐに圧力を上げられます。また、日常的に使うわけではない場合、こちらの商品ならコンパクトに収納しておけるので、場所を取らずにすみます。

おすすめ⑤ Latoo ポータブルシャワー

太陽光でお湯を作ることができるソーラーシャワーバッグの40Lタイプです。黒い塩ビ袋が太陽エネルギーを効率よく吸収し、温水シャワーとして使用できるエコで便利なアイテムです。軽量なので持ち運びがしやすく、海水浴やキャンプなどのアウトドアや、いざという時の防災グッズとしても活用できます。

おすすめ⑥ Jie Du ポータブルシャワー

容器に水を入れ、ポンプで汲み上げることでシャワーとして機能するタイプです。手元のスイッチで好みの水圧に調整でき、無駄な使用を防ぐエコ設計も魅力のひとつです。

使用後は付属の収納袋に入れれば、他の荷物が濡れることもなく、持ち運びも簡単なように設計されています。シャワーの水圧にこだわりがある方は、一度手にとってみてはいかがでしょうか。

おすすめ⑦ MAGNA ポータブルシャワー

メタリックなシャワーヘッドに黒いホースが高級感を漂わせるアイテムです。1回の充電で最大12時間の連続使用が可能なので、こまめに充電する必要がありません。デザイン重視の方にも、実用性重視の方にもオススメの商品です。

おすすめ⑧ Laserbeak ポータブルシャワー

愛犬をシャンプーするときなど、水圧を弱めに調整したいときにおすすめのモデルです。USB-DCケーブルによる充電式で、3~4時間のフル充電で60分以上の連続運転が可能です。また、吊り下げる場所がないときに便利な吸盤付きのフック一体型を採用しています。

50℃までの耐熱仕様なので、熱いシャワーを浴びたいときにも重宝します。ホースの長さは2.1mで、シャワーや洗車に使える大人向けのおすすめアイテムです。

おすすめ⑨ モスコ スマートアウトドアシャワー

キャンプや釣り、フィッシング、サーフィンなど、あらゆるアウトドアシーンで活躍します。災害時など非常時にも活躍し、プライベートでも様々なシーンで活用できます。本製品は、ご家庭にあるようなシャワーヘッドを使用しているため、水流が一点に集中せず、広範囲を浴びやすくなっています。

バッテリーは着脱式なので、充電にもとても便利です。また、どこでも使える2WAYシャワーフックも付属しているので、使い方の幅が広がります。体を洗う、車を洗うなど、用途に合わせて自由に付け替えが可能です。

手のひらサイズのバッテリーは本体から取り外せるので、充電の際も邪魔になりません。スイッチがホースとは別のコードになっているので、好きなところに取り付けて簡単にオン・オフできるのもメリットのひとつです。

おすすめ⑩ innhom アウトドアシャワー

汎用性が非常に高いシャワーです。innhomのアウトドアシャワーの最大の特徴は、シガーソケット方式とバッテリー方式の両方に対応していることです。車をお持ちの方はシガーソケットから電源を取り、車をお持ちでない方はバッテリーで使用することができます。

しかも、カタログ値によると、電池でも45分連続使用可能で、3.5L/minという驚異的な水量を誇っているのだそうです。価格も3,000円台と他の製品より安いので、かなりオススメの製品です。

おすすめ⑪ KingCamp ポータブルシャワー 温水

吊り下げタイプのポータブルシャワーで、電源が確保できない場合におすすめです。設置は簡単で、持ち手のフックで木や柱に吊るすだけで仕様できます。タンクバッグは樹脂製のピボットで補強されており、安全面にも配慮しています。

ひねるだけで水量を調節できる便利な給水コックを装備していますので、アウトドアでの手洗いや食器洗いにもおすすめです。黒タンクは太陽の熱を吸収してお湯を沸かし、海水浴後のベタベタの砂や海水を洗い流す温水シャワーとしても使用可能です。

おすすめ⑫ Zanflare ポータブルシャワー

大容量バッテリー搭載のポータブルシャワーをお探しなら、このモデルがおすすめです。4400mAhの充電式リチウムイオン電池を内蔵し、最大80分の連続使用が可能です。強力な吸引力と、より安定した水流がオススメのポータブルシャワーです。

2段階の水流調整機能があり、水量は毎分3.0L~4.0Lとなっています。また、シャワーヘッドは用途に応じて、木の枝や壁、車の窓などに取り付けることができます。約4時間でフル充電が可能です。

おすすめ⑬ JOK アウトドアポンプ

ポリタンクに取り付けることで、どこでもいつでもシャワーが使える商品となっています。電池式なので手動でタンクに加圧する手間がなく、常に水が出るのでストレスフリーです。

シャワーヘッドは360度回転するので、タンクを置く場所を選ばずに使えて便利です。ガーデニングなど、外で作業をすることが多い方は、本製品を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

おすすめ⑭ ロゴス パワードシャワー

シガーソケットから電源を確保するタイプの商品で、10分間で約50リットルの噴射量、約2.6mの噴射距離と強力な水圧が特徴です。アウトドアで汚れた時や、水泳の後にベタベタした体を洗いたい時などにオススメのモデルです。

シャワーヘッド下部にあるボタンで、弱めの水圧に調整することも可能です。吸盤付きのシャワーホルダーに加え、車のボディや窓ガラスに取り付けられるS字フックも付属しています。

おすすめ⑮ Hike Crew ポータブルプロパン給湯器 シャワーポンプ

プロパンガスとAC/DCアダプターを家庭用コンセント(100V)または車の12Vシガーソケットに接続すれば、すぐにお湯を使うことができます。温度調節が可能なので、熱すぎたり冷たすぎたりする心配がありません。

キャンプや釣り、ハイキングなど、電源や水道のないアウトドアでも、手洗いや食器、道具などの洗浄に快適にお湯を使うことができます。

使用目的に合ったポータブルシャワーを選ぼう

いかがでしたか?ポータブルシャワーは持ち運びが簡単で、様々な場面で活躍します。使いたい場所や目的によって、どんなタイプを選べばいいのか、おわかりいただけたと思います。また、アウトドアに行く際にも手元にあるととても便利ですので、今回の内容をぜひ製品選びのヒントにしてみてください。

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