若い頃は簡単にできたことでも、年齢を重ねるごとに難しくことがたくさんあります。その中のひとつにあげられるのがトイレの立ち上りや前傾姿勢です。この記事では、トイレでの足腰の負担軽減や、転倒防止に役立つトイレ用手すりの選び方とおすすめのトイレ用手すりを厳選してご紹介していくので、興味のある方はぜひご覧ください。

目次

トイレ用手すりの上手な選び方

ご年配の方にとって、トイレでの前傾姿勢や立ち上がりは足腰に大きな負担がかかるだけでなく、転倒してケガをする可能性も高くなります。足腰にかかる負担を軽減し転倒を防ぐには、トイレに手すりを付けるのが効果的です。

とはいえ、トイレの手すりは意外と種類が多く「どのようなものを設置すれば良いのか分からない」という方も多いはずです。ここでは、トイレ用手すりの上手な選び方をご紹介していくので一緒にみてきましょう。

選び方①固定式か可動式か

トイレの手すりには、固定式と可動式の2種類があります。固定式は壁や柱にしっかり取り付けられているたま安定性に優れているのが魅力です。

可動式は、上にあげたり横にスイングさせたりして動かすことができます。使わなときは邪魔にならないように収納できるので、ほかに利用する方の邪魔になりません。それぞれ魅力が異なるので、利用する方の状況に応じて、固定式と可動式を選ぶようにしてください。

選び方②サイズ

トイレのスペースは意外と狭く限られているため、手すりを選ぶ時には手すりの長さや幅・取り付けたい手すりのサイズを確認しておくことが重要です。また、入口は狭くなっていることがあるので入口に入るかも必ずチェックしておくようにしましょう。

選び方③持ち手の掴みやすさ

トイレでの前傾姿勢や立ち上がりがきついという方の中には、握力が弱っている方も少なくありません。そのため、持ち手の掴みやすさも確認しておくと良いでしょう。凹凸が付いているタイプや波型のものなら、握力の弱い方でも握りやすいのでおすすめです。また、視力が弱い方のためには、壁と違う色にするなど目立つ色を選ぶようにしてください。

トイレ用手すりのおすすめ10選

ここまでは、トイレ用手すりの上手な選び方について詳しく解説してきました。ここからは、おすすめのトイレ用手すりを厳選してご紹介していきます。

おすすめ① ビーワーススタイル トイレ用アーム

ビーワーススタイル トイレ用アームは、工事が不要の置くタイプのトイレ用手すりで、広い間口で様々な便器に対応しています。脚部は両面テープが付いているのでしっかり固定できます。

持ち手部分には温かみのある天然木が使用されています。高さは使う方やトイレの形状に合わせて6段階に調整可能です。カラーはブラウンとホワイトの2色を展開しています。

おすすめ② パナソニック 動作補助手すり I型セット

パナソニック 動作補助手すり I型セットは、固定タイプのトイレ用手すりです。壁に固定するだけなので、ライフスタイルに合わせて手軽に後付けができます。

トイレ用しての利用だけでなく、玄関など段差のある場所や居室のドア開閉の補助にも使えます。横向き施工には対応していないので、必ず縦向きで使うようにしてください。

おすすめ③ マルマル.モリモリ トイレ用手すり

マルマル.モリモリ トイレ用手すりは、簡単に設置ができる置くタイプのトイレ用手すりです。足が吸盤になっているのでしっかりと固定ができ、床面を傷つけることもありません。2人の成人男性の体重にも耐えられる(最大荷重150kg)仕様で、片側だけに力を入れても揺れることがありません。

シンプルなフレーム形状で見た目が良く、必要のない時は手すりを上げることもができます。高さは55~66cmに調整可能です。

おすすめ④ seiyishi トイレ用アーム

seiyishi トイレ用アームは、設置が楽にできる置くタイプのトイレ用手すりです。サイドにトイレの便器に固定するクランプが付いているので、ズレることが少なくしっかり固定できます。幅が50.5cm~55.5cmに3段階に調整できるほか高さは68cm~80.5cmに6段階に調整できます。

足に邪魔にならないデザインなのでストレスなく利用できます。また、トイレだけでなく、バスチェアとして浴室で使えるところがポイントです。ご年配の方はもちろん、ケガをしている方や妊娠中の方の利用にもおすすめです。

おすすめ⑤ アイリスオーヤマ 手すり トイレ用

アイリスオーヤマ 手すり トイレ用は、工事不要で簡単に設置ができる置くタイプのトイレ用手すりです。便器の幅に合わせて5段階(56cm~66cm)に調整ができるので、ほとんどのトイレに設置可能です。

グリップは握りやすく作りもしっかりしているので、安心して利用ができます。シンプルな作りで、簡単に動かせるので掃除が楽にできるところもポイントです。

おすすめ⑥ TOTO トイレ用手すり(システムタイプ) EWC220

TOTO トイレ用手すりは、ネジを使い床に取り付ける固定タイプのトイレ用手すりなので安定性に優れています。アームレストは、利用する方に合わせて、高さ調整と前後調整ができます。

おすすめ⑦ SIROOLAC トイレ用手すり

SIROOLAC トイレ用手すりは、足先に4つのゴム製の大きな吸盤と便器と手すりを固定するピンを両側につけることで安定性をアップさせています。大きな吸盤使うスペースがない場合に備え、小さな吸盤も付属されています。

また、手すりと便器をしっかりフットできるように両側に3つの取り付け穴が開けられています。幅は3段階・高さは5段階に調整可能です。手すり部分には、滑り止め加工が施してあるので、しっかりと握ることができます。

おすすめ⑧ イーサプライ トイレ用手すり

イーサプライ トイレ用手すりは、壁ぎわに設置するタイプのトイレ用手すりです。側面にストッパー、脚底にアジャスター付をつけることで隙間や段差を調整して手すりがガタつくのを防止しています。

トイレでの利用はもちろん、玄関用の手すりや椅子からの立上り用としても活躍します。スリムなデザインなので、場所を取らずに設置ができるほか100kgまでの負荷に耐えることができます。

おすすめ⑨ iimono117 トイレ用手すり

iimono117 トイレ用手すりは、工事不要ですぐに使える置くだけタイプのトイレ用手すりです。トイレの大きさや利用する方に合わせて、横幅を3段階・高さを6段階に調整ができます。

床を掃除したい時には、簡単に移動できるのでトイレを衛生的に保てます。グリップ部分にはクッションが付いているのでしっかり握れるところがポイントです。トイレだけでなく、椅子かの立ち上がる時の補助用手すりとしても利用可能です。

おすすめ⑩ キヨタ おくだけトイレ手すり

キヨタ おくだけトイレ手すりは、様々な便器に対応している置くだけタイプのトイレ用手すりです。左右の手すりを後方で連結しているので、足元がスッキリしています。

また、片方の手すりは跳ね上げ式になので、手すりが必要ない方が使うときにも邪魔になりません。可動する手すりは組み立て時に左右どちらかを選ぶことができます。

トイレ用手すりを取り付ける位置は?

せっかくトイレに手すりを取り付けても、的確な場所に設置していなければ役目を果たしません。トイレの大きさや形はその家によって異なるので、自分の家のトイレに合わせて設置することが大切です。ここでは、トイレ用手すりの取り付ける位置について解説していきます。

I字型の手すりは、トイレの出入口や扉付近に取り付けるのがおすすめです。扉の開け閉めする時に、体を安定させることができます。50cm~60cmのものを、肘を曲げた状態で握れるように手すりの上部が肩の少し上になるように付けるがポイントです。

L字の手すりをトイレの中に付けるなら、縦部分が便器の先から20cm~30cm前になるように取り付けます。また、横部分はトイレットペーパーホルダーの位置に注意し、便器から22cm~30cm程度上に付けるようにしてください。

トイレ用手すりの後付けに介護保険が使える?

トイレに手すりを付けたいけど、金銭面が気になるという方も多いはずです。そんな方は、介護保険を利用を考えてみましょう。介護保険とは、65歳以上の高齢者や40~64歳の特定疾病患者のうち介護を必要になった方を支える仕組みです。

介護保険には「高齢者住宅改修費用援助制度」というものがあります。「要介護1~2」「要支援1~5」の介護認定を受けていれば、改修費用20万を上限に9割を援助してもらうことができます。申請の仕方は自治体によって異なりますが、必ず設置する前に各自治体に相談するようにしてください。

足腰の負担軽減や転倒防止にトイレ用手すりを設置しよう

年を重ねるとトイレでの前傾姿勢や立ち上がりが大変になることがあります。今回は、トイレ用手すりの上手な選び方とおすすめのトイレ用手すりを厳選してご紹介しました。

また、トイレ用手すりを取り付ける位置や介護保険が使えるのかという問題についてもまとめているので、ここでご紹介したこと参考に、足腰の負担軽減や転倒防止に役立つトイレ用手すりを設置してみましょう。

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