介護用マットレスは、介護が必要な方や介護をサポートする方にとって便利なアイテムのひとつです。しかし、介護用マットレスには様々な種類があるため、選び方が分からないという方もいるはずです。この記事はおすすめの介護用マットレスと使用者に合わせた選び方をご紹介していくので、興味のある方はぜひご覧ください。

目次

介護用マットレスの特徴とは?

介護用マットレスは、介護が必要になった方や寝たきりになった方のことを考えて作られています。そのため、使用されている方が床ずれしたり腰痛になったりするのを予防するほか、体の向きを変る・体を起こすなど動作を補助するなど、介護する方の労力も軽減してくれます。

介護用マットレスの選び方

介護用マットレスには、身体が沈みにく適度な硬さあるタイプや体圧を分散させてくれるタイプなど様々な種類が販売されています。そのため、利用する方に合った商品を選ぶことが重要です。ここからは、介護用マットレスの選び方のポイントをチェックしていきましょう。

選び方①素材

介護用マットレスの選び方ポイント1つ目は「素材」です。介護用マットレスの素材には、「スプリング式」や「ウレタン素材」「混合素材」「エアマット」「ジェルマット」といった種類があります。

食事や着替え・入浴といった日常動作は問題なく行えますが、立ち上がりや片足立ちなど日常生活の一部に手助けや見守りが必要となる要支援1・2の方ならスプリング式のものでも対応できます。ただし、身体が沈みにくく立ち上がりやすい高さのものを選ぶようにしましょう。

要介護1・2で、自分でベッドから起き上がるのが難しい方や寝返りするのが難しい方は、適度な硬さがあり身体の沈み込みが少なく、体圧を分散するウレタン素材がおすすめです。

起き上がるのに介助が必要となる要介護3の方は、混合素材のマットレスの使用を考えてみましょう。混合素材のマットレスなら、電動式介護ベッドにも対応しています。

介護がなければ食事や排泄・入浴など日常的な生活ができず、自力の移動が困難で車いすを利用することが多い要介護4の方や食事や排泄・入浴など日常的に加え、立ち上がりや歩行動作なども自分では行えず、寝たきりの場合が多い要介護5の方はエアマットやジェルタイプを選ぶと床ずれを防ぐことができます。

選び方②サイズ

介護用マットレスの選び方ポイント2つ目は「サイズ」です。介護用マットレスに限らずベッドのサイズとマットレスのサイズがきちんと合っていないと、その特性を活かすことができないので必ずサイズを確認するようにしてください。使用しているベッドメーカーからマットレスを選ぶと間違いが少ないはずです。

選び方③介助のしやすさ

介護用マットレスの選び方ポイント3つ目は「介助のしやすさ」です。介護用マットレスは、介護されている方が快適に過ごせるのはもちろん、「オムツ交換しやすい」「体を拭く作業がしやすい」「掃除がしやすい」など介護する方も使いやすいタイプを選ぶことが大切です。

介護用マットレスのおすすめ10選

ここまでは、介護用マットの上手な選び方について詳しくまとめてきました。ここからは、おすすめの介護用マットの選び方をご紹介していくので一緒にみていきましょう。

おすすめ介護マットレス① パラマウントベッド ストレッチスリムマットレス

おすすめの介護用マット1つ目にご紹介するのは「パラマウントベッド ストレッチスリムマットレス」です。マットレスが伸びる独自のストレッチシステムとクロスライン構造が採用されているので、背あげによる身体がズレるのを軽減するほか自然な寝姿勢も保持してくれます。

また、マットレス全体が水を通しやすいので側地を付けたまま洗浄ができるほか、においのもとになる細菌やカビの繁殖を抑制してくれるところも魅力です。

おすすめ介護マットレス② モルテン ソフィア

おすすめの介護用マット2つ目にご紹介するのは「モルテン ソフィア」です。頭部や足部には身体を柔らかく支える小さなスリットを背中~大腿部には身体の沈み込みを抑える大きなスリットを入れることで、寝心地の良さと寝返りのしやすさを両立させています。

また、かたさの異なるリバーシブル構造(やわらかめの表面とかための裏面)が採用されているので好みの応じて使い分けができます。完全防水のカバーにとインナー保護フィルムが、嘔吐や失禁・血液・薬剤などの汚れがマットレス内部に浸透するのを防ぎます。汚れが付着した場合はアルコールなどで「清拭消毒」ができます。

おすすめ介護マットレス③ 田村駒 ホームナースBA2マットレス

おすすめの介護用マット3つ目にご紹介するのは「田村駒 ホームナースBA2マットレス」です。通気性・クッション性能・透水性・耐久性を持ち合わせたマットレスで、体圧分散性にも優れているので寝返りが打ちやすいところがポイントです。

また、メンテナンスが簡単にできるので清潔に保つことができます。好みに合わせてかたさが選べるリバーシブル使用になっています。

おすすめ介護マットレス④ モルテン 静止型マットレス テルサ

おすすめの介護用マット4つ目にご紹介するのは「モルテン 静止型マットレス テルサ」です。自分で歩ける方から一部介助が必要な方向けの標準マットレスで、これまでよりも厚みをもたせることで、体圧分散性と質感を向上させています。

身体全体を優しく包み込む「やわらか面」と身体の沈み込みをおさえ寝返りをしやすくする「しっかり面」の異なる使用感から好みのタイプが選べます。マットレス表面についた汚れは、簡単に拭き取れるほかアルコールなどで「清拭消毒」もできます。

おすすめ介護マットレス⑤ ケープ アイリス2ワイド

おすすめの介護用マット5つ目にご紹介するのは「ケープ アイリス2ワイド」です。体圧分散と安定感を両立させた2層構造の介護用マットレスです。表面全体に切り込みを入れた「アイリスカット」が、身体のズレや摩擦を吸収してくれます。

体圧分散効果を妨げない伸縮素材を使用した専用のカバーには、菌の増殖を抑える制菌加工が施されています。お手入れが簡単な清拭タイプなので清潔に保つことができます。

おすすめ介護マットレス⑥ 西川 グッドナイトケアマットレス

おすすめの介護用マット6つ目にご紹介するのは「西川 グッドナイトケアマットレス」です。耐久性の高いウレタン素材を採用した介護用マットレスです。

適度なクッション性があるので体圧分散してくれるほか、点で支えるゾーンと寝姿勢保持ゾーンの2層に分かれているのがポイントです。側生地には抗菌加工が施されており、取り外して自宅で洗濯ができます。

おすすめ介護マットレス⑦ フランスベッド 高密度スプリング マットレス

おすすめの介護用マット7つ目にご紹介するのは「ランスベッド 高密度スプリング マットレス」です。高密度連続スプリングを採用した介護用マットレスで、通気性が良く寝心地が良いところが魅力です。

中綿を詰めたキルティング仕様の専用カバーはクッション性が高く、水洗いできるのでいつでも清潔に保てます。また、サイドアップ機能付の介護ベッドに対応しています。

おすすめ介護マットレス⑧ ケープ エアドクター

おすすめの介護用マット8つ目にご紹介するのは「ケープ エアドクター」です。要介護4・5の方が利用するのにおすすめのエアマットレスで、ベッドマットレスの上に敷いて使用します。

体重設定ダイヤルを利用する方の体重に合わせると、理想的な体圧分散環境を作りだし、床ずれするのを防いでくれます。停電時などの緊急事態には、マットレス内の空気漏れを防ぐ「送風チューブ栓」を装備しているなど安全対策もしっかりしています。

おすすめ介護マットレス⑨ 日本ジェル ピタ・マットレス ケアタイプ

おすすめの介護用マット9つ目にご紹介するのは「日本ジェル ピタ・マットレス ケアタイプ」です。2,000個以上の点で身体を支える、体圧分散性に優れたジェルタイプのマットレスです。

腰部分には固めのジェルが使用されているので、沈み込みが少なく自然な寝姿勢をキープできます。また、垂直方法・水平方向の力を格子の壁がしなって吸収し、床ずれするのを防いでくれます。三つ折りタイプなので、持ち運びや収納にも便利です。

おすすめ介護マットレス⑩ リリーフケア マットレス

おすすめの介護用マット10こ目にご紹介するのは「リリーフケア マットレス」です。良質の天然ゴム樹液を100%使用したマットレスで、全国13,000床の納入実績があります。

マットレスの表面に30ミクロンのフィルムで特殊ラミネートすることで、尿や血液・その他の液体が内部に浸透するのを防ぎます。拭くだけで簡単に掃除できるだけでなく臭いも残さないので介護の負担を大幅に軽減できます。

使用者に合った介護用マットレスを選ぼう

介護マットレスは、介護が必要な方や介護をサポートする方にとって便利なアイテムのひとつですが、利用する方に合った商品を選ぶことが大切です。今回は、介護用マットレスの上手な選び方とおすすめの介護用マットレスを厳選してご紹介しました。ここでご紹介したことを参考に、使用する方に合った介護用マットレスを見つけてください。

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