食品や介護、医療など、様々な場面であると便利な使い捨て手袋。衛生的な場面では特に必要性が高まりますが、実は使われている素材もいくつもあり、用途に合わせて選ぶ必要があります。本記事では、そんな使い捨て手袋で便利なお勧め製品をご紹介していきます。

目次

使い捨て手袋の特徴や用途

使い捨ての手袋といえば、どんな場面で使うっているところがイメージされるでしょうか?使い捨て手袋というのは、その名の通り使い終わったらそのまま捨てる事が出来るので、通常のゴム手袋などと比べても手軽に活用できます。

洗う事も乾かす事もしませんので、衛生面においては特に優れています。一度きりで使い切る事を想定されていますから、医療や介護をはじめとして、調理、食品加工、園芸等日常の様々な場面でも活躍します。

強度が低めなので、ガラスや刃物などを使うような場面や危険な薬品を使う時、高温、低温のものを扱う時には向いていません。1枚数円程度と経済的にも優れていて、汚れやすい作業や衛生の場面では重宝するのは確かです。

使い捨て手袋の種類4つ

食品の加工や園芸といったように、使い捨て手袋は日常的な場面においても活躍する事があります。そして、使い捨て手袋の中にも種類があり、主に手袋本体に使われている素材によって分かれています。

種類①ニトリル手袋

まずは、ニトリルの手袋です。こちらは素材に合成ゴムを使ったものであり、ゴム素材故の伸縮性、耐油、耐薬性などに優れているほか、ひっかきや引き裂きといった物理的な影響に対しても優れています。その為、食品加工から医療、研究施設まで幅広く用いられています。

所謂オールラウンダーとも言えるもので、その利便性ゆえかコロナウイルスの流行に伴って一時期流通が滞ったのもこのニトリル手袋でした。伸縮性に優れている点から、まるで素手で作業をしているかのような使い方が出来ます。

この後にご紹介するラテックス手袋では、アレルギー反応が出る場合の回避の手段の1つとしても切り替えが行われた背景があり、アレルギーが実際にある方やゴムの匂いが気になるという方にお勧めです。

種類②天然ゴム手袋

続いては、天然ゴム製の手袋になります。天然ゴムを使った手袋というのは別名ラテックス手袋とも呼ばれており、こちらの特徴としては何よりも伸縮性能に優れている事が挙げられます。

ニトリル手袋もそうですが、手指へのフィット感が非常によく、まるで素手のままで作業をしているかのような操作感が得られます。加えて安価であるために、食品、医療等幅広い現場で用いられていました。

反面耐油性や耐薬性などに関しては強度が低めで、また天然ゴム由来のアレルギーであるラテックスアレルギーを引き起こす可能性もあります。これを回避する手段として、前述のニトリル手袋が用いられ始めた背景があります。

種類③塩化ビニール手袋

塩化ビニール手袋は、プラスチック手袋やPVC手袋などの別名があります。生産に関するコストが低く、ニトリル手袋と同じく耐油、耐薬性に優れている特性があります。

この後ご紹介するポリエチレン手袋よりも伸縮性や手袋としての強度そのものが高いため、用途の幅広さも相応なものになっています。ただし、食品衛生法によって、塩化ビニール手袋を食品の調理や加工に用いられる事は禁止されています。

これは、手袋に用いられている可塑性を得るための素材、フタル酸エステルが成分に付着すると、体内に入った時に人体への害を及ぼす可能性があるからです。これを踏まえ、フタル酸エステルを使わない塩化ビニール手袋もあります。

種類④ポリエチレン手袋

最後に、ポリエチレン手袋です。こちらは様々種類のある手袋の中でも最も低コストで生産できる事が一番の特徴となっていて、耐油性、耐薬性を獲得しています。食品衛生法にも適しているものが多いので、飲食や食品加工の工場等で多く使われています。

触り心地はソフトで手にも自然にフィットし、素材自体がしなやかな特性を持っているために手袋を装着したままの作業もそれなりにやりやすくなっています。フィット感は程よくありつつも、べたついた感触は無いために着脱は容易です。

反面、強度や伸縮性などは他の素材を使った手袋に比べると低いので、細かな作業には不向きといえるでしょう。調理や検品、掃除といった作業であれば便利に活用できると考えられます。

使い捨て手袋の選び方

この様に、使われている素材が異なるだけでそれぞれに違った特性があります。では実際に使い捨て手袋を活用するとなった時に、何を基準に選べばよいのかを知るための選び方のポイントを解説しましょう。

選び方①手に合ったサイズ

まずは、自分の手に合ったサイズかどうかを確認する事が大切です。使い捨てに限らず一般的な手袋やグローブなどでも同じことが言えますが、やはり自分の手にフィットするか否かは使いやすさにも直結してくる要素となります。

基本的に使い捨て手袋は、小さいものはSSサイズ、大きいものはLLサイズまでラインナップされています。自分の手のひら周り、中指の長さを計っておいて、これと手袋の全長を元に選ぶことになります。

また、手首までを覆うものもあれば、二の腕あたりまで覆う事が出来るものもあります。自分の手袋を使う用途に合わせて、適切なサイズと長さかどうかを考えてみましょう。

選び方②粉のあり・なし

もう1つ、粉があるかどうかも大切な選び方の基準になります。実際に手袋を使った時、外した後に自分の手に粉が付着した事があるかと思われます。何のためにあるのかというと、手袋を脱がしやすいように付けられているのです。

それゆえに、粉付きの手袋であればまず間違いなく着脱はしやすいので、手にぴったりとフィットするようなタイプであったとしても着脱で苦労したり、不満を感じるような事は無いでしょう。

粉が無いものが着脱しにくい、という訳ではありません。こちらの場合には手袋の内側に特殊に加工が施されており、粉無しでも脱がしやすくできています。食品を扱うような作業の場合には、粉無しの方が適していると言えます。

使い捨て手袋おすすめ15選

以上、使い捨て手袋とはどんなもので、どんな場面で用いられているのかや種類ごとの特徴などを解説してきました。ここからは、それらを踏まえたうえでお勧めできる使い捨て手袋をご紹介していきます。

おすすめ① マツヨシ ニトリルグローブ ホワイト 粉なし

マツヨシの使い捨ては、ニトリルを素材に使用したものになります。油や薬品に強く丈夫で長時間の作業に最適、手にぴったりフィットするため「素手感覚」で使いやすく、 細かい作業をする際におすすめできます。

合成ゴムのため天然ゴムのアレルギーの心配も無く、手袋の内側に粉を使っていないパウダーフリーのものですから、食品加工などに使う事も出来ます。S、M、Lの3サイズ展開で、100枚入りです。

おすすめ② 川西工業 天然ゴム極薄手袋 粉なし

続いては、川西工業の天然ゴム手袋です。天然ゴムは薄く手や腕にフィットしつつも、伸縮性に優れているのがポイントです。しなやかに動かせますので、付け続けていても疲れにくいです。

パウダーフリーで粉は使われいていませんので、手があれやすく使う手袋を選ぶ方をはじめとして、調理や医療などの繊細な衛生が求められる場でも使えます。左右兼用の形状ですので、片一方だけ使うという方法も出来ます。

おすすめ③ ショーワグローブ 天然ゴム極薄手

しなやかさに優れる天然ゴム製の使いきり50枚入り手袋です。素材の特性故に伸縮性がありフィット感に優れているため、指先感覚が必要な細かい作業に適しています。内面に加工を施しており、着脱もしやすい作りです。

素手感覚が活かせる極薄手、左右兼用、そしてパウダーフリーと実用性に優れている設計ですので、食品を使うような場面に始まり、医療、介護、ライフスタイルなど様々な場面での使用にマッチする事でしょう。

おすすめ④ ファミリー 使いきり手袋 ニトリルゴム 極うす手

耐油耐摩耗性に優れたニトリルを素材に使用したゴム手袋です。食品衛生法に適合したものなので調理や食品加工などの衛生的な場面でも使う事ができ、内側粉なしタイプで、着脱しやすい加工が施されています。指先や手のひらにぴったりフィットする極薄タイプで、繊細な作業もしやすくなっています。

おすすめ⑤ ミドリ安全 極薄伸縮 やわらか 使い捨て 天然ゴム手袋

ミドリ安全の、天然ゴム製使い捨てゴム手袋です。傷や引裂きに強く低温でも柔らかさを保ち、伸縮性に優れて手が疲れにくく、薄くて指先までぴったりフィットするので、細かい作業に便利です。こちらは内側に粉を使っており、着脱が容易に作られています。

おすすめ⑥ エステー 二トリル 使い捨て手袋

優れた耐油性と耐薬性を持つ、ニトリル手袋です。食品衛生法に適合していますので調理作業に使える他、機械回り、油作業、介護や農業、園芸といったように多種多様な仕事に使う事が出来、薄さと丈夫さを兼ね備えているので細かな作業も対応しています。

粉付きタイプで使った後にも脱がしやすくなっていて、サイズは最小サイズのSSから最大LLサイズまで、合計5段階あります。

おすすめ⑦ ダンロップホームプロダクツ 粉なし天然ゴム極うす手袋

手にやさしくぴったりフィットする天然ゴム製使い切り手袋です。塩化ビニール製に比べ強度に優れており丈夫で、天然ゴムで懸念される環境ホルモンとも言われるフタル酸エステル類を使っていません。

それゆえに、使われているのは境にやさしい天然ゴムとなっています。パウダーフリータイプではあるものの、内側の特殊加工によって脱がしやすさは確保されており、廃棄する際には土中の微生物により分解され自然に還す事が出来ます。

おすすめ⑧ ショーワグローブ ポリエチ手袋

安価さに優れるポリエチレン製の手袋になります。食品衛生法適合で調理や加工にも使え、パウダーフリーなので使った後に手に粉が付く事もありません。エンボス加工が施されているので、内側がベタ付くことも無く着脱はスムーズです。

ラテックスアレルギーの元となるたんぱく質などは含まれておらず、洗剤や油などに対しての体勢も天然ゴム以上にあります。壁などにパッケージをひっかけたまま取り出して使えます。

おすすめ⑨ GOJAPAN ポリエチレン手袋

1箱100枚入り、使い捨てのポリエチレン手袋です。素材は植物由来のD2Wプラスチックが使われており、使用後には使用後は微生物の働きで、水とバイオマスに分解される、自然に優しい手袋となっています。

内側エンボス加工でべたつきにくく、粉もついていないため脱着がスムーズに行えます。手に程よくフィットする極薄の設計で、洗剤や漂白剤、油等にも強いのでどんな場面でもタフに活用できるでしょう。

おすすめ⑩ 宇都宮製作 使い捨てビニール手袋 粉なし

油脂にも強く、脱ぎはめスムーズの極薄塩化ビニール手袋になります。手にぴったりフィットする超薄手仕上げにより、素手と同程度の感覚で使用可能、掃除、介護・衛生作業、園芸など一般軽作業全般に活用できます。

粉は使われておらず、左右兼用で片手のみという使い方も出来ます。材質にフタル酸系可塑剤が使われている事のみ注意してください。

おすすめ⑪ オカモト ビニール極薄手袋

オカモトの調理に使えるビニール極薄手袋は、左右どちらにも使える両用タイプのビニール手袋となります。極薄のソフトな仕上がりのため、手にフィットして素手のような感覚で使えます。油や薬剤、洗剤等に強く、調理食品加工を始め用途を選びません

おすすめ⑫ ショーワグローブ ビニール極薄手

取り出しやすいボックスタイプの塩化ビニール製です。合計50枚入りで、粉は使われていないパウダーフリータイプでありつつ、着脱しやすくするため内面に加工が施されていますので、ストレスになる事はありません。

素手の感覚に近い状態で使える極薄タイプで、フタル酸エステル系可塑剤が素材に使われていません。その為、ビニールタイプでありながら食品を扱う作業にも活用できます。

おすすめ⑬ 明成 ニトリルフィットグローブ パウダーフリー

食品衛生法適合し、調理にも使える明成のニトリル素材を使ったフィットグローブです。破れにくく、油に強い耐油耐摩耗性に優れたニトリルゴムは、伸縮性に優れ、指先や手のひらにぴったりフィットします。

内側に粉を使っていなパウダーフリーである事が、調理など食材を使う使用法を可能にしています。パッケージからも取り出しやすく作られており、サイズはSSからLまで全4サイズ展開です。

おすすめ⑭ エースグローブ ビニール極薄手袋

ポリ塩化ビニル製の極薄手袋です。パウダーフリータイプのプラスチック手袋であり、極薄設計故に指や手にぴったりとフィットします。調理などには向いていないものの、1回使い切りの介護現場や、ひどい油汚れの現場などに適しています。

おすすめ⑮ 通用 ビニール手袋

最後は使い捨てのPVCビニール手袋です。高品質なPVC素材は引っ張りなどにも強い耐性を持ち、タンパク質を含まないのでアレルギーなどの心配もありません。ラテックスも粉も用いられておらず、誰でも安心して使えます。

使い捨て手袋の正しい装着法

  1. 石鹸で手を洗い、片方装着する
  2. もう片方も同じように装着する
  3. 外すときには手袋を付けたまま手を洗う
  4. 袖口を折り返し、裏返しつつはがす

装着の際、片方の手袋を付ける時に外側に触れると、雑菌などが素手にそのまま付着してしまいます。その為、必ず片方ずつ手を洗ってから装着するようにしてください。

使い捨て手袋はさまざなシーンで活用できる!

何処でも使い捨てで使えるという手軽さから、使い捨て手袋は医療、食品、ライフスタイルなど様々なシーンで使える便利さを持っています。入り用な場合には是非チェックしてみてください。

facebook
twitter
line