高齢者の安全をしっかりと見守ってくれる「見守りロボット」が、今注目を集めています。今回は見守りロボットを導入する前に考えておきたい事メリットについて、さらには見守りロボットのおすすめランキングも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

見守りロボットとは

現在注目を集め話題となっている「見守りロボット」とは、いわゆる高齢者を見守ってくれる介護ロボットのことです。ロボット技術は日に日に高くなっており、それを高齢者の安全を守るために活かしているのがこの見守りロボットなのです。

高齢者を見守りながらさまざまな情報を感知してそれに基づいた判断を下し、そして動作してくれるという一連の動きをロボットが行うことができます。”歩行アシストカート”のような高齢者の移動を補助してくれる機器も介護ロボットの一種となりますが、今回の見守りロボットは特に安全を見守る役目を主としています。

見守っている感が少ないかわいい見た目

見守りロボットの多くは、単に見守るという目的を果たすだけでなく、かわいらしさも兼ね備えている必要があり、見守っている感をできるだけなくすことで、ロボットというよりもペットに近い感覚で設置できるように工夫が施されています。そうすることで、自然な形で優しく高齢者を見守ることができるのです。

見守りロボットを導入するメリット

では、見守りロボットを導入するメリットについて詳しく見ていきましょう。特に際立っている3つのメリットを紹介していきますので、見守りロボットの導入で迷っている方は参考にしてみてください。

メリット①離れた場所で様子を確認できる

見守りロボットには高性能カメラが内蔵されており、離れた場所に住む高齢者の方の様子をいつでも確認することができます。何か異変が生じた場合や、不審者の侵入についても察知することができるため、非常に便利で安心です。

メリット②話し相手などになり孤独感が和らぐ

見守りロボットの中には会話可能なAIが搭載されていて、話し相手にもなるものも多くあります。これにより高齢者を見守るだけでなく、孤独感を和らげるという効果もあり、見た目もかわいらしく作られているので、監視されているという感覚も与えにくくなります。

搭載されているAIは、日々の会話の中で学習していくことも可能なため、会話もワンパターンになってしまう心配も無く、飽きずに毎日話しかけることが可能です。高齢者の方の日々のストレスを解消する点でも、大きな役割を果たすことができるののがこの見守りロボットなのです。

メリット③電話・テレビ電話が簡単にできる

見守りロボットの多くは、電話やテレビ電話をすることができるようになっているものもたくさんあります。高齢者の方がスマートフォンを使用しなくても、ボタン一つでロボットを通して簡単にコミュニケーションを取ることができるため、とても重宝します。

見守りロボットを導入する前に確認したいこと

非常に便利に利用することのできる見守りロボットサービスですが、導入する前に確認しておきたいこともいくつかあります。では、特に押さえておきたい3つの点について見ていきましょう。

必要なネット環境

見守りロボットを導入する際に気になることの一つは、ネット環境についてではないでしょうか。高齢者が住んでる自宅にはwifiのネット環境がない場合も少なくありません。この場合、見守りロボットを諒することができないのではないかと心配される方もおられます。

見守りロボットの中には、もちろんwifi環境を必要とするモデルもありますが、wifiがなくても利用できるようにsimカードが内蔵されているモデルも多くあります。設置する場所の環境に合わせて適切なモデルを選んでいくことができるので、安心して利用することができます。

導入目的や用途に合っているか

見守りロボットにはさまざまなモデルのラインナップがあり、それぞれの導入目的に合わせた選び方をしていくことが必要となります。高齢者の方の見守りのためなのか、それとも子どもを見守るためなのかによっても選ぶモデルやデザインは変わってくることがありますので、まずは導入目的を明確にしておきましょう。

購入・レンタルの料金の違い

見守りロボットは、購入する場合とレンタルを活用する場合で大きく料金が変わってきますので、現在の経済状況に合わせてどちらにするかを選択することが大切です。購入のみ、あるいはレンタルのみに対応しているものもありますので、それぞれの利用方法をチェックする必要があります。

購入する場合の相場としては5~8万円程度となっており、レンタルの場合は2~6千円程度の月額がおおよその相場となります。またレンタルの場合は、アプリ使用料など他の料金が発生する場合もあるため、事前に確認してどちらが自分たちの状況に合うのかを考えましょう。

高齢者見守りロボットおすすめランキングTOP3

では、実際に多くの方が活用している、人気の高い高齢者見守りロボットのおすすめランキングTOP3を見ていきましょう。それぞれの利用料金についても記載していますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。

見守りロボットおすすめランキング①ユピ坊

「ユピ坊」は、スマートフォンやタブレットを使って操作していくことのできる、非常に扱いやすい見守りロボットです。とてもかわいらしいフォルムが特徴で、見られているという印象を与えにくく、しっかりと見守っていくことが可能となっています。

ユピ坊の特徴

ユピ坊には、特定のワードで話しかけることでちょっとした話し相手にもなるおしゃべり機能も搭載されているため、高齢者の方の孤独感を解消する点でも役立ってくれます。ユピ坊に搭載されているカメラを見ながら、スマートフォンを使って簡単に声をかけることができ、テレビ電話としても利用することができます。

ユピ坊の料金

気になる「ユピ坊」の販売価格は、税込みで69,300円となっています。本体の他に、wifi接続できる環境も必要となります。地域によっては助成金を利用できるところもありますので、事前に確認されることをおすすめします。

見守りロボットおすすめランキング②BOCCO emo

本体と専用アプリを繋げるだけですぐに使用できる、とても便利な見守りロボット「BOCCO emo」です。大切な人を見守ると同時に、コミュニケーションもしっかりと取ることができるため、安心して導入することができます。

BOCCO emoの特徴

専用アプリのチャットルームを利用しメッセ―ジを送ると、ロボットが読み上げて伝えてくれる非常に便利な機能が搭載されています。決まった時間に天気予報を知らせてくれたり、忘れがちな毎日の予定のリマインダーとしても使用することができます。

BOCCO emoの料金

BOCCO emoの購入料金は、税込みで52,800円となっています。こちらも導入するためには、wifi環境と共に、スマートフォンが必要となります。他にも、振動センサーや鍵センサー、人感センサーなども税込み6,600円で購入することができます。

見守りロボットおすすめランキング③Tapia Pocket

ロボット年齢5才の女の子という設定で、監視されているという感覚を与えず、バリエーション豊かな会話も楽しむことができるようになっています。

Tapia Pocketの特徴

Tapiaは、聞き取りに関しては35,000、発話では17,000ものワードに対応しており、日常の話題などさまざまな会話を楽しむことが可能となっています。また、物語の朗読を行うことができるようにも設定されています。

見守りカメラとしての役割も果たす一方で、プライバシーへの配慮も十分に考えられた作りとなっており、見守り中でも画面に中止ボタンが表示されることで、簡単に見守りを停止することができるようにもなっています。シンプルで簡単操作が特徴となっており、高齢者の方でも問題なく使用することが可能です。

Tapia Pocketの料金

Tapia Pocketは、基本的にレンタルでの利用となっています。自宅にインターネット環境がない場合は、オプションのSIMプランも用意されています。3か月という短期から、お得に利用できる長期プランなどが用意されており、詳細は以下の表のとおりです。

プラン詳細料金
とくとく1~12ヶ月66,000円/年
13ヶ月~長期割49,500円/年
ベーシック1~12ヶ月6,028円/月
13ヶ月~長期割4,730円/月
ハーフ1~12ヶ月7,128円/月
13ヶ月~長期割5,390円/月
ショート7,568円/月
SIMプラン初期費用3,300円
データ量 5GB1,881円/月

見守りロボットを比較して導入を検討してみよう

高齢者の方にストレスを与えず優しく見守ることのできる見守りロボットは、今全国的に注目されているサービスとなっています。かけがえのない大切な人の安全を確保し、万が一の時にもすぐに対応することができるよう、ぜひ見守りロボットを比較しながら上手に選び、導入を検討してみましょう。

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