少子高齢化社会が進む日本は、全国あらゆる場所に介護施設があります。実際に利用する方も多く、その中で、身体的機能を高め、楽しくレクリエーション活動を行うことで脳を活性化させ、生活の質の向上を目指すことができる、高齢者向けの介護レクリエーションが豊富に提供されていることをご存知ですか?今回は、高齢者に最適なレクリエーションをご紹介するとともに、利用目的や効果、種類など様々な情報を徹底解説していきます。
介護レクリエーションとは?
介護施設で随時行われている、集団、あるいは個人で行う能力をはかる他、趣味や楽しみを提供し、生きる意味やその楽しさや嬉しさを実感するとともに、素晴らしい生活を過ごせるよう、生活の質を向上させていくために実施されているのが「介護レクリエーション」です。
この介護レクリエーションを利用することによって、身体的能力や体力の向上につながるなど、大きな効果を期待することができます。そのため、現在介護施設を利用されているという方は、施設で実施される介護レクリエーションに積極的に参加していきましょう。
介護レクリエーションの目的や効果
ここからは、介護レクリエーションを実施する際、どのような目的で利用したいか、また、その効果としてどのようなことを期待したいか、以下に5点ご紹介します。それぞれどのような目的や効果を実感できるのかひとつずつ詳しくみていきましょう。
目的や効果①脳の活性化
介護レクリエーションに参加して脳を働かせること、そして全身運動や言葉による脳の体操、また、身体を巡る血液循環が円滑に行われるようになるので、自然と脳の活性化につながります。
このように、脳を働かせ、物事を考えることができるようになるためにも、ぜひ介護レクリエーションに参加してみましょう。
目的や効果②コミュニケーション能力の維持や向上
介護施設で実施される介護レクリエーションに参加することによって、初対面の人とでも円滑なコミュニケーションをとることができるようになるため、楽しく過ごしていくことができます。
人と接し、笑顔で過ごすことは、心も精神もとても豊かな気持ちになれます。気持ちを穏やかに、そして寛大な心を持つことで、高いコミュニケーション能力を保っていくことができると言えるでしょう。
目的や効果③身体能力の維持や向上
高齢者になると、身体の機能の衰えを感じる方も少なくありません。しかし、介護レクリエーションに積極的に参加していくことで、身体機能を高め、維持していくことができるようになります。
また、身体を動かして行うゲームやトレーニング、テニスなどあらゆるレクリエーションを楽しめます。これらのレクリエーションに積極的に参加することで、筋力を高め、身体機能の向上につなげていくことができるでしょう。
目的や効果④生活の質の維持や向上
自分を取り巻く周囲の人と接することによって、自分の生活の質に変化が見られるはずです。その変化に俊敏に対応することで、現在の生活の質を向上させるとともに、楽しみを持った豊かな暮らしを行っていくことができるでしょう。
目的や効果⑤生活リズムを整える
介護レクリエーションへ参加し、利用することで自分の脳を活性化させることができるため、より良質な睡眠を得ることができるようになるでしょう。また、自然に質の高い睡眠を得ることができる他、日々の生活リズムの改善に役立つことが分かります。
介護レクリエーションの種類
では、介護レクリエーションにはいったいどのような種類があるのでしょうか?以下に3つの柱で行うレクリエーションについてそれぞれ詳しくみていきましょう。
介護レクリエーションの種類①頭を使う
介護レクリエーションとして楽しむ方法には、「頭を使う」レクリエーションがあります。このレクリエーションの代表的なものとして、「指先を自在に使用するもの」そして、「クイズ」や「脳トレ」「ゲーム」など、あらゆるゲームを取り入れて行うことが挙げられます。
特に、指先を使用して行うレクリエーションには、折り紙をはじめ、おはじき、塗り絵、書道、裁縫、指体操など、様々な工作類が該当します。また、ゲームにはトランプやオセロ、百人一首やかるた、クロスワードやパズル、なぞなぞがあります。
これらのゲームは大人でもとても楽しめるため、介護レクリエーションに取り入れられています。実際に実践した時に、少しずつ難易度を上げていくのも脳の活性化につながるため、ぜひそのようにステップアップして行ってみてください。
介護レクリエーションの種類②体を動かす
高齢者でも身体を躍動的に動かすことによって、脳へ効率よく刺激を与えていくことができます。その際、道具を利用しないゲームには、フルーツバスケットやラジオ体操、ダンス、ジェスチャーゲーム、じゃんけんなど、車いすに座った状態でも参加することができるゲームが多数あります。
介護レクリエーションとして利用しやすいゲームがたくさんあることが分かるでしょう。また、道具を利用する風船バスケットやボウリング、玉入れ、お手玉、そして輪投げなど、手軽に楽しむことができるなど、介護レクリエーションの中でも幅広く取り入れられています。
介護レクリエーションの種類③リラックスする
頭を使ったり、身体を動かすことで参加することができるゲーム以外に、リラックスして楽しめる介護レクリエーションもあります。
たとえば、リラクゼーション効果の高い音楽を聴きながら過ごす、また、ハンドマッサージを受ける、アロマの香りの空間で心身を休めるなど、穏やかな気持ちになりリラックスすることも大切です。
簡単で座ってできる高齢者向け介護レクリエーション
次は、座った姿勢のままでも楽しめる、高齢者に最適な介護レクリエーションを以下にご紹介します。「脳トレ」「身体を動かす体操」「手先や指先を使う体操」「創作活動」「音楽活動」「オンライン観光」の6つのカテゴリーに分けて、それぞれ詳しくみていきましょう。
介護レクリエーション①脳トレ
介護レクリエーションの中で取り入れられることの多い「脳トレ」は、脳の力を高め、思考力や考察力が低下することを予防する効果を期待することができる方法です。それをゲーム感覚で楽しめるものが考案され、今では様々な種類のアクティビティとして多くの介護施設で開催されています。
たとえば、「テーブルゲーム」をはじめ、「ホワイトボードゲーム」「パズル」などは思考力が試されるゲーム内容が豊富なため、普段の生活でなかなか考え抜くことができないような思考を働かせ、答えを導いていかなければなりません。
それだけでも脳が刺激され、結果的に認知症予防につなげていくことができるでしょう。このように、「脳トレ」は介護施設において幅広く開催されているレクリエーションです。
介護レクリエーション②体を動かす体操
身体を動かすことで五感へ刺激を与えるとともに、身体機能を高め、現状維持につなげることができるため、介護レクリエーションに多く取り入れられている「身体を動かす体操」は、仲間とともにとても楽しく行える上、ストレス発散となり、リハビリ的な効果を実感することができます。
また、自然と生活のクオリティを高めるとともに認知症予防に効果を期待できると言われています。実際にどのようなレクリエーションがあるのか以下に9種類のゲームをご紹介します。
【ゴルフゲーム】
ピンポン玉と紙コップを準備し、手や指にどれほどの力をかけることで紙コップの中にピンポン玉をはじき入れることができるかを競うゲームです。
紙コップをどの位置に配置するかによって難易度を高めていくと良いでしょう。個人戦で行う他、チーム戦で開催すると盛り上がり楽しめるゲームとなります。
【紙コップを使用してタワー作り】
紙コップをとれだけたくさん積み上げられるかを競うゲームです。指先を自在に動かし、そして集中力を高めながら実践していくゲームとなるため、自然と手指に緊張が走り、脳へ刺激を与えることができます。
このゲームなら、座ったままの姿勢でも参加することができるため、車いすの方も楽しく行うことができるでしょう。紙コップを一番高く積み上げられた方の勝ちです。こちらも個人戦だけではなくチーム戦で行うと盛り上がるゲームだと言えます。
【スプーン運びゲーム】
ビー玉やビーズ、パチンコ玉などをスプーンですくい、落とさないよう別の箱や瓶へ移し変えるゲームです。手先を器用に動かしていくこと、そこに集中力も加わり、脳を活性化させていくことにつながります。時間をはかり、多く移し変えられた方の勝ちとなります。
【傘を使用した玉入れゲーム】
柔らかい素材や新聞紙を小さめに柔らかく丸め、ボールを使用し、それを傘の中に投げ入れる玉入れゲームです。一定距離を保ち、どれだけ傘の中にボールを投げ入れることができるかを競います。
チームに分け、一般的な玉入れと同様のルールで行うと良いでしょう。同じチームの方とのコミュニケーションをはかることができるなど、脳へ良い刺激を与えることができます。
【ボウリング】
ペットボトルを準備し、ボウリングのピンを並べます。そこに新聞紙で丸めたボールを作成し、ゲームのボウリングと同様のルールで実施します。
最初は易しいルールで行い、少しずつ難易度を上げる際は、ペットボトルの中に水を入れて重量を持たせ、どれくらいの力加減でピンが倒れるかを考え、実践するという、脳を刺激する思考が働くため、身体にも脳にも作用するゲームとなるでしょう。
【輪投げゲーム】
昔ながら楽しく遊べる輪投げゲームは、握力や筋力、集中力など様々なことが要求されるゲームです。棒を準備する際はキッチンペーパーの芯などを活用すると良いでしょう。
輪は新聞紙を細長くねじり、作成してください。投げるまでの距離を一定に保ち、ゲームを実践してみてください。ピンに得点をつけておくとより向上心が掻き立てられることでしょう。
【スリッパ飛ばしゲーム】
ペットボトルを準備し、スリッパで当てて倒すゲームです。片足を少し上げてスリッパを飛ばすことができれば、座ったままの姿勢で楽しく行えます。
ペットボトルまでの距離を定め、少しずつ距離を伸ばして難易度を高めていくのもおすすめです。これには思考力と運動能力を試すことができるため、脳にも身体にも刺激を与えることができると言えるでしょう。
【テーブル】
テーブルサッカーはチーム戦で行い、上肢をトレーニングすることができるおすすめのレクリエーションです。座った姿勢で片手だけを使用して行えるため、多くの高齢者が参加可能なゲームとなっています。
【タオルを使用した綱引きゲーム】
バスタオルをロープに見立て、足で引っ張るゲームです。足の指や足全体に力を入れて行うため、筋力へ刺激を与えるトレーニングとしても最適です。無理のない程度で行い、車いすの方や椅子に座っている方が転倒してしまうことがないよう注意しながら行ってください。
介護レクリエーション③手先や指先を使う体操
快適に介護レクリエーションを楽しめる方法に、座った姿勢で行える手先や指先を活用した体操ゲームがあります。手先だけで簡単に行えるため、多くの介護施設で取り入れられている3種類のゲームをご紹介します。どのようなゲームであるか詳しくみていきましょう。
【指先を使ったグーパー体操】
手指を使った「グーパー体操」は、脳を活性化させる手遊びとなり、認知症予防に高い効果を期待することができます。たとえば、音楽に合わせ、介護スタッフの動きに合わせて手指を自在に操るよう動かすなど、様々なルールを設定して手軽に行うことができます。
【後出しじゃんけんゲーム】
介護スタッフが指示した内容通り、「負ける場合」「勝つ場合」で「グー」「チョキ」「パー」のどれを出せば良いかを参加者に考えてもらうゲームです。慣れてきたらテンポをあげて行うと思考力と集中力も高まり、盛り上がるゲームだと言えるでしょう。
【お箸で豆つかみゲーム】
お皿に大豆を準備し、お箸を使用して豆をつかみ、別のお皿へと移して楽しむゲームです。しっかりと豆をつかむ手先の器用さと集中力が試されるゲームです。時間を設定して、時間内に多くの大豆を移すことができた方の勝ちです。
介護レクリエーション④創作活動
自分の好きなジャンルを選び、創作活動として介護レクリエーションに取り入れるのもおすすめです。たとえば、短歌や俳句を作り、発表を行う、あるいは工作や手芸品の作成があります。
その他、料理や塗り絵など、身体と脳へ刺激を与えることができるため、身体機能を維持していく効果を実感することができるでしょう。細かな手先の動きが求められる分、より脳の活性化につながります。
【折り紙】
幼少期に誰もが楽しんだ折り紙を、大人になってからも楽しめる介護レクリエーションです。子供のころに楽しんで作ったアイテムを思い出しながら作成してみましょう。
季節のアイテムをみんなで作成し、完成させるのもおすすめです。みんなで楽しめる折り紙は、介護レクリエーションで行われることが多い創作活動だと言えます。
【工作活動】
自分で思いのまま考えたこと、想像することを絵に描いてみたり、工作を作ってみたりする創造活動です。物を作ることが好きな方に最適です。みんなでワイワイお話をしながら行うことができるので、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
【料理】
料理作りを行うことは脳と身体へ直接刺激を与えることができるため、介護レクリエーションで開催されることの多い創作活動となっています。
これまで料理をしていたけれど、なかなか思うように行えないことにジレンマを抱えている方は特に、料理をすることで再び自分に自信を取り戻すことができるため、自然と身体機能を高める働きにつながります。
そのため、楽しくチャレンジしていくと良いでしょう。料理のジャンルは問わず、食べたいもの、作りたいものを選んで調理を行ってみてください。
介護レクリエーション⑤音楽活動
高齢者が集う介護施設で開催するレクリエーションには、楽しく音楽活動を行っています。音楽を聴いたり楽器を使用して実際に演奏してみたり、また時に歌を歌ってみるなど、様々な楽しみ方で過ごすことができます。
音楽を通じて脳へ刺激を与え、精神を穏やかにするなど癒し効果を期待することもできるでしょう。その音楽活動には以下のような活動があります。
【音楽に合わせ体操を行う】
参加者がノリやすい音楽を選び、足踏みや腕を上げ下げするなど、負荷がかかりすぎない程度の振り付けで体操を行っていきましょう。座ったまま行える体操のため、片手、片足だけで参加することもできるなど、振りを覚えて楽しく身体を動かしてみましょう。
【音楽を使ってゲームを行う】
音楽に合わせ、歌詞を変えて歌いながら楽しむゲームです。ひとつの言葉のフレーズを別の言葉に設定し、そこを忘れてしまわないよう意識しながら歌を歌ってください。
置き換えを覚えておけるか、また、楽しく歌えるかなど、同時に複数のことを行うため、脳へ刺激を与えることができます。ぜひ実践してみてください。
【楽器を使った演奏】
マラカスやカスタネットを使用して、音楽に合わせリズムを取りながら身体と頭を働かせる音楽活動です。メロディを変えて行うことでリズム感覚を養うこともできるので、身体が不自由な方でも参加することができます。自分でできるという自信にもつながるおすすめのレクリエーションです。
介護レクリエーション⑥オンライン観光
なかなか思うように外出することが困難であるため、大半の介護施設では、近隣へお散歩へ出掛ける、また、〇〇まで買い物へ出掛けるなどをレクリエーションのひとつとして実施しています。外出は気分転換にもなり、楽しみのひとつだと言えます。
中には観光スポットを見て楽しめるオンライン観光が人気を集めています。遠出することが難しくても、オンラインでその土地、状況、名産を見て楽しめるなど、ガイド付きの説明があるのでそれぞれの街並みを存分に楽しむことができます。
高齢者向け介護レクリエーションを行う時の注意ポイント
ここからは、高齢者向けに介護レクリエーションを実施する際、ケガやトラブルが発生することのないよう安全に行うための注意すべきポイントを以下に5点ご紹介します。どのようなポイントに着目してレクリエーションを開催すれば良いか詳しくみていきましょう。
介護レクの注意点①安全性
介護施設を利用する方の中には車いすを利用する方もいます。そのため、実際にレクリエーションを始める際は、車いすが動いてしまわないよう必ずロックをかけておくようにしましょう。
また、隣の人との距離感を保ち、レクリエーションを実施しなければ、手が当たってケガの恐れもあるため、ある程度の距離を保って実施するようにしてください。
また、片麻痺がある方がレクリエーションに参加する際は、身体が横に傾きがちな姿勢になることも多く、椅子から転倒する恐れもあるため肘掛けや背もたれのある椅子を利用するようにしましょう。
耳が遠い方へは、耳元でレクリエーションのルールを説明したり、適度に配慮しながら楽しんでもらえるようスタッフがその場でサポートを行ってください。
介護レクの注意点②無理なく楽しめる範囲
介護レクリエーションは、様々な目的で自由に参加することができるお楽しみイベントです。そのため、自分が参加してみたいレクリエーションを選び、自身の体調や身体の状態を把握して利用するのがおすすめです。時に休憩を取りながら楽しく実践してみましょう。
介護レクの注意点③参加の強制は禁物
介護レクリエーションへの参加は基本自由です。介護施設でレクリエーション実施の告知を行っていても、参加者が自身の参加の有無を検討することになるため、スタッフが強制的におすすめすることのないよう、参加者本人の意思に委ねるようにしましょう。
介護レクの注意点④参加者に合った企画
あらゆるジャンルの介護レクリエーションがある中でも、参加者がどのようなレクリエーションを希望しているかで様々な企画・運営を行っていくことが大切です。
そのため、介護施設を利用する高齢者が何をして楽しみたいか、利用者の希望に沿った内容でレクリエーションを開催していきましょう。
介護レクの注意点⑤言葉遣い
みんなで楽しく過ごせる時間であることから、つい、上から目線で言葉を発してしまうことのないよう介護スタッフは十分注意を払うことが大切です。
そのため、「~ですか?」「〇〇してみましょうか?」「少し休憩しましょう」など、丁寧語や敬語を活用し、施設利用者に対する配慮を忘れずに対応することが大切です。そうすることで存分に介護レクリエーションを楽しんでもらうことができるでしょう。
高齢者向け介護レクリエーションを盛り上げるためにしたい事
最後は、高齢者へ開催する介護レクリエーションをより一層楽しいものとするためにも、盛り上げるためのコツを以下に3点ご紹介します。せっかくレクリエーションを楽しみにしている利用者に対して、その場を楽しんでもらえるための方法を詳しくみていきましょう。
盛り上げるコツ①準備は徹底する
レクリエーションを成功させるためには、どのような準備を行っておけばスムーズに進行し、利用者に楽しんでもらえるかを考え、徹底した準備を行ってください。
また、参加者が何を希望しているか、楽しめるジャンルをリサーチしておきましょう。また、参加者で一致団結できるような楽しい企画を考え、準備に取り掛かかってください。
盛り上げるコツ②スタッフが失敗例を見せる
介護レクリエーションは、参加して楽しめることがとても大切なポイントです。そのため、ゲームに失敗しても何も恥ずかしいことではないという失敗例をスタッフが演じてみましょう。
こういうこともあるということを参加者が理解していれば、自信を持ってゲームに参加し、楽しむことができるはずです。また、失敗しないようなコツを伝えておくのも良いでしょう。ぜひ失敗例を交え、参加者の理解を得られるよう準備しておきましょう。
盛り上げるコツ③臨機応変に対応する
どのような介護レクリエーションでも、実際に参加してみなければ自分が楽しめるか、また、そうではないかが分かります。そのため、ひとつのゲームに対してルールの難易度が高い場合、臨機応変にやさしいルールに変更して参加者がよりゲームに馴染み、楽しめるよう対応することが大切です。
少々ルールを変えても、ゲームを楽しめることには変わりありません。その場にふさわしい状況となるよう臨機応変に対応を行っていきましょう。
座ってできるレクリエーションで楽しく盛り上がろう!
高齢者が利用する介護施設で開催される介護レクリエーションで、楽しく遊べる脳トレをはじめ、身体を動かす運動や体操など、様々な情報をご紹介しました。
介護レクリエーションは、脳の活性化につながる他、身体を動かすことで筋力や体力の低下を予防する、また、認知症予防にも高い効果を発揮すると言われています。
そのため、高齢者の生活の質を向上させることにつながります。ぜひこの記事を参考に、利用する介護施設で開催される介護レクリエーションに積極的に参加して、楽しく盛り上がってみてください。