ヤマト運輸株式会社が提供する「クロネコ見守りサービス」をご存知でしょうか?ハローライト電球を用いた見守りサービスで、主に1人暮らしの高齢者の見守りや安否確認を目的としています。ここではサービス概要やメリット・デメリット、実際に利用した方の口コミをご紹介します。離れて暮らす親の遠距離介護に是非お役立てください。

クロネコヤマトの見守りサービス(ハローライト訪問プラン)の概要

年老いたご両親が心配ながらも、遠方で暮らしている方も多いのではないでしょうか。ヤマト運輸が提供する「クロネコ見守りサービス(ハローライト訪問プラン)」は、おうちのトイレやお風呂、廊下などの電球をハローライト電球に交換するだけで始められる高齢者見守りサービスです。

近年、地域社会での独居高齢者の増加や家族構成の変化、地域コミュニティの希薄化などにより、高齢者の孤立が社会問題となっています。

こうした中、ヤマト運輸は2021年2月からIoT電球「ハローライト」を活用した見守りサービスをスタートさせました。家庭にある電球を交換するだけで見守りがスタートできるという手軽さが魅力で、主に1人暮らしをする高齢者の見守りとして全国で導入が進んでいます。

ハローライト電球で異常を検知

ハローライトとは、LEDとSIMが一体化した通信可能な電球です。WiFiやネット環境がなくても、毎日使用する電球を「ハローライト電球」を取り換えるだけで始められるため、インターネットに馴染みがない高齢者にとって最適なサービスなのではないでしょうか。

明かりが点灯あるいは消灯したまま、前日の午前9:00から24時間ON・OFFの動きが無い場合はハローライト電球が自動で異常を検知し、事前に設定した通知先へメールが届くようになっています。通知先は最大4名まで登録可能です。

ヤマト運輸スタッフに安否確認のお願いが可能

設置先と連絡が取れない場合や遠方などの理由で訪問できない場合は、地域のヤマト運輸スタッフが代わりに訪問し安否確認することも可能です。

設置先の地域を管轄する営業所スタッフ訪問するため迅速に対応できます。まさに宅急便ネットワークを駆使した地域密着型のサービスと言えるでしょう。

ただし、お願いすればいつでも訪問してくれるわけではありません。代理訪問できるのは、「異常を検知した時のみ・通知先から依頼を受けた場合のみ・管轄営業所の営業時間内のみ」になります。

【訪問依頼電話番号】

  • クロネコ見守りサービスお問い合わせ窓口 : 0120-86-2220 ※受付時間9:00~18:00・年中無休

ローコストで利用できる

「ハローライト電球」は電球内のSIMが発信するため、特別な専用機器やWi-Fiの設定は必要ありません。工事不要・ネット環境不要・電球台無料の初期費用0円。月額1,078円(税込)で利用できます。

高齢者の見守りサービスを考えた時に気になるのが、やはり費用面です。例えば高齢者の本格的な見守りで最初に思い浮かぶセコムでは、内容は違いますが買取プランで初期費用約20万円、加えてサービス料として月々3,000円ほどかかります。

上を見ればキリがありませんが、安否確認が月額1,078円(税込)というローコストで利用できるのは、「クロネコ見守りサービス(ハローライト訪問プラン)」の大きな魅力でしょう。

クロネコヤマト見守りサービスの申し込み方法

「クロネコ見守りサービス(ハローライト訪問プラン)」は、公式HPの専用フォームから申し込み可能です。設置先の見守られる方でなくても、家族・親族・友人など誰でも申し込みできます。

ただし、申込者が契約者となりサービス料を支払う義務が生じるため、家族・親族以外の方はよく考えてから行いましょう。専用フォームに入力に送信すれば自動的に利用登録され、後日電球を設置し見守りがスタートします。

解約方法について

利用料金は、毎月10日に翌月分の契約が自動更新されます。(※前払い)解約したい場合は前月の9日までに、ネコポスサービスセンターに電話して解約したい旨を伝えてください。10日を過ぎると翌月分の決済が発生してしまうので注意しましょう。

【解約依頼電話番号】

  • ネコポスサービスセンター : 0120-545-425 ※受付時間9:00~18:00・年末年始を除く

[primary_btn href=”https://nekosapo-order2.kuronekoyamato.co.jp/mimamori.html ” text=”クロネコ見守りサービスの公式HPを詳しく見る” target=”_blank” ]

クロネコヤマトの見守りサービスの良い口コミ・評判

ここからは、実際にクロネコ見守りサービスを利用した方の口コミを見ていきましょう。便利に利用することができる、離れていても安心という声が多くみられました。まずはそんな良い口コミ・評判からご紹介します。

良い口コミ①安否確認が煩わしくない

田舎の母に、郵便局の電話見守りサービスを提案したが、毎日電話応答は煩わしいとのことで、取りやめた。 と、今日、クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プランのお知らせが来た。simが仕込まれた電球を取り付けて、使用してるかどうかを判断して、連絡をくれるとのこと。 あ、これいいな。 — ちえ(し~ちゃん)🐹 (@c_chan_sea) August 5, 2022

毎日決まった時間に電話連絡で安否確認をする他サービスもありますが、面倒くさいし見張られているみたいで嫌だという声も多いです。

クロネコ見守りサービスは、設置したハローライト電球が異常を検知するため、そんな煩わしい毎日の電話連絡はありません。頻繁に電話すると嫌がる、かといって連絡がないと心配という方にぴったりです。

良い口コミ②月額が安い

ヤマトさんのクロネコ見守りサービスってやつめちゃくちゃいいな。ガッツリ見守りって感じじゃなくて、月額も安いし。ヤマトさんならうちの父親もokしそう。けど、ヤマトさん見守りまでやっちゃって忙しくないん??? — ちょちょ (@chochocho_prey) March 18, 2023

クロネコ見守りサービスは、月額たったの1,078円(税込)スタートできます。初期費用も無料で追加料金もかかりません。手厚い見守りで高額な見守りサービスもありますが、基本的には元気でただ1人暮らしはちょっと心配…。そんな方には丁度良いサービスと言えるでしょう。

安くても依頼すればヤマトのスタッフが安否確認の代理までしてくれます。名の知れたヤマト運輸であれば信頼性も高く、ちょっと頑固な高齢者でもすんなり受け入れてくれるのではないでしょうか。

良い口コミ③電球を取り換えるだけで簡単

ヤマトの「見守りサービスあんしんハローライトプラン」って良いじゃん。WiFiやネット環境なくても、電球を取り換えるだけで良いのがイイ。独居老人対策として安心だね。過疎地では家族ではなく行政が利用しても良いかも。 https://t.co/cjKeracyvw pic.twitter.com/jyzIWwlGWB — 横浜イカキチ (@yokohamaikakich) January 21, 2022

実家にネット環境がないという方でも、おうち中のいつも使う電球をハローライト電球に交換するだけで直ぐに始められます。

インターネットを使わないので、回線工事や設置工事、面倒なWi-Fiの設定も不要です。24時間電球のON・OFFがないことで異常を検知するため、何もなければ見張られている感覚もなく、普段通りに過ごすことができます。余計な手間がかからずにスタートできるのも、クロネコ見守りサービスの大きな魅力でしょう。

クロネコヤマトの見守りサービスの悪い口コミ・評判

良い口コミが目立った一方で、気になる口コミもいくつかありました。ここでは悪い口コミ・評判を見ていきましょう。サービスを申し込む際は、良いことばかりではなく、こうしたマイナス意見も参考にして、納得した上で契約してください。

悪い口コミ①ドライバーの負担が増えるのが心配

WBSで、ヤマト運輸が宅配サービスの中に高齢者の見守りも加えるという話が出てる。ドライバーの負担がとんでもないな。 今はどうか知らないけど、宅配(時間指定有)、集荷、代引きのお金のやり取り、物販(水や食品など)販売、状況によっては大型荷物の輸送・梱包もやる — 菅野タカシ【新作制作中】 (@kumoitakashi) May 14, 2015

悪い口コミというよりも、ヤマト運輸のドライバーの負担を心配する声がこの口コミ以外にもいくつかありました。異常を検知したとメールが届いても、遠方に住んでいる場合はすぐに確認しに行くのは不可能です。

そういった場合、通知者から依頼を受ければヤマト運輸のスタッフが変わった安否の確認のために訪問してくれます。この際設置先を管轄する営業所のスタッフが訪問するのですが、実際に荷物を運搬しているドライバーが見守りまで行うかは分かりません。

もしそうであればただでさえ忙しいドライバーの負担は相当なものでしょう。ヤマト運輸の公式サイトには「労働時間削減に取り組んでいる」という一文が書かれていたので、おそらくドライバーではなく、営業所の別スタッフが行うのではないでしょうか。

悪い口コミ②利用できない地域がある

ヤマトの見守りサービス…できない地域に指定されてるのかぁ…見守れないのか… — こじらせ反省中 (@uzurapuding_2) October 22, 2021

クロネコの高齢者見守りは、サービスがスタートしてからまだ年数が浅く、全国で利用できるわけではありません。口コミでは「利用したいけど対象エリアじゃかなった…」という声も目立ちました。設置先としてサービスをご利用いただけないエリアは下記の通りです。※2022年4月現在

【クロネコ見守りサービスを利用できない地域】

クロネコヤマトの見守りサービスのメリット

続いてはクロネコ見守りサービスのメリットをご紹介します。高額ながっつりした見守りサービスではなく、「丁度良い見守りのカタチ」それがヤマト運輸が届ける見守りサービスの魅力です。

メリット①電球の取り付けもしてくれる

サーピス利用を公式HPからWebで申し込んだ後、後日設置先にヤマト運輸のスタッフから連絡があります。その際に電球設置日を決め、当日スタッフが訪問し電球を取り付けてくれます。

高齢者にとって高い箇所の電球交換は危険を伴うため、とても助かる嬉しいサポートなのではないでしょうか。通常、申し込み日から約1週間程度でお届け・設置となり、設置後から見守りがスタートします。

メリット②気軽に安否確認ができる

電話して安否確認をしているご家族もいますが、ただ電話するだけと言っても、毎日ともなれば煩わしく思えてくるでしょう。クロネコ見守りサービスを利用すれば、ハローライト電球が異常を検知してメールで連絡をくれるため、頻繁に電話をする必要はありません。

また、耳が遠くて電話に出れなかった際の「何かあったんじゃないか…?」という不安も解消されます。メールがこなければ、電気のスイッチに動きがあるため普段通り生活ができているということです。離れたご両親に連絡せず気軽に安否確認できるのは、遠距離介護の強い味方となってくれるでしょう。

メリット③必要が生じたら地域の窓口に通報してくれる

通知先の方が遠いに住んでいたり、すぐに行けない場合は、ヤマト運輸に依頼することで、地域営業所のスタッフが代わりに訪問して状況を確認します。

その際、必要に応じて地域包括支援センターなど、地域の窓口に通報してくれます。地域包括センターとは、地域内の高齢者に対する「総合窓口」となる公的機関です。

多様な相談内容に対応するため、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)などの専門スタッフが配置されており、地域包括支援センター通報することで迅速、且つ適正に対処してもらえます。

見守られる方本人以外でも支払いが可能

見守られる方本人でなくても、契約者であれば支払い可能です。契約者以外は支払いできないため、サービス料金をお支払いをする方が申し込みを行い契約し、見守られる方(設置先)と通知先を設定してください。

通知先は設置先以外の方で最大4名まで登録できます。親族でなくても知人・友人など、その方の同意があれば登録可能です。介護サービスをご利用されている方はケアマネージャーなどの福祉関係者を通知先として設定されている事例もあります。

支払い方法は、【クレジットカード決済・代金後払い・口座振替(自動引落)・掛け払い】があります。掛け払いは法人のみ(※個人事業主は不可)です。法人専用サイトよりお申し込みください。

クロネコヤマトの見守りサービスの気になるデメリット

最後はクロネコ見守りサービスの気になるデメリットをご紹介します。クロネコ見守りサービスは初期費用0円・月額1,078円(税込)で気軽に始められるのが魅力です。

しかし料金が安い分、高額な見守りサービスと比較するとやはりサービス内容は劣ります。できること、できないことを把握して、納得した上で契約しましょう。

デメリット①電球ON・OFFの履歴を毎日見ることはできない

クロネコ見守りサービスは、長時間電気のスイッチが使われていない場合に何かあったと判断します。しかし、この電球ON・OFFの履歴は毎日見ることはできません。

異常の有無にかかわらず、毎週月曜日に前週の電球使用状況が配信される仕組みにはなっていますが、週1回しか確認できないということです。そのため、見守られる人のライフスタイルを1日単位・時間単位でチェックしたいという方には向いていません。

デメリット②訪問サービスが24時間対応ではない

ヤマト運輸のスタッフが行う訪問サービスは24時間対応ではありません。訪問は設置先を管轄する営業所の営業時間内のみの対応となります。 また、地域包括支援センターなど、地域の窓口に通報できるのは、当該相談窓口の運営時間内しかできません。

訪問依頼ができる「クロネコ見守りサービスお問い合わせ窓口」も受付時間は9:00~18:00となっています。夜中に異常検知メールが届いた際の対処方法は、あらかじめ考えておいた方が良いでしょう。

デメリット③監視カメラはないので詳細は分からないことがある

異常検知は電気スイッチのON・OFFのみの判断なり、どういう状況なのかは監視カメラはないので詳しいことは分かりません。実際に、異常を知らせるメールが届いて慌てたけれど、ただ旅行に行ってただけだった、節約のために電気をつけなかった、という事例も多いです。

カメラがあると状況が読み取れるので見守る側は安心できますが、見守られる側は常に24時間他人から監視されていると感じることがあります。クロネコ見守りサービスはそういったことがないので、これまでの日常とほぼ変わらず、ストレスなしに使用できるでしょう。

「メールが届いて急いで駆けつけたけど何もなかった」ということもあるかもしれませんが、見守られる方のプライバシーに配慮して、結果的に良かったと捉えて良いのではないでしょうか。

手軽で人気のクロネコヤマトの見守りサービスを利用してみよう

「クロネコ見守りサービス(ハローライト訪問プラン)」は、見守られる方のプライバシーに配慮した、初めて検討する高齢の親の見守りサービスにぴったりです。

監視カメラこそありませんが、電気の使用状況で最低限の動きが把握でき、手軽に安否確認が行えます。遠くに1人で暮らしている親が心配…。そんな方は手軽で人気のクロネコ見守りサービスを利用して、丁度良い距離感で見守ってみませんか?

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